和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

奮迅17/小説「新 ・人間革命」

2013年05月23日 09時48分09秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月23日(木)より転載】

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奮迅17(5/23)
 第二東京支部長会は、支部長ら支部幹部の出発の会合であることから、山本伸一は、リーダーの在り方について語っていった。

 「支部長・婦人部長にとって、支部というのは、依正不二の原理のうえから、自身の投影であるといえます。
自分の生命の心音が、そのまま組織に脈動し、反映されていく。

 つまり、わが生命に歓喜があり、勇気の鼓動が力強く鳴り響いていれば、おのずから皆も元気になり、活動も勢いにあふれたものになっていきます。
しかし、組織の中心者に歓喜も覇気もなく、弱々しい心音であれば、皆も、その生命に感応し、歓喜は冷め、やる気も失せていってしまう。

 鐘が大音声を放てば、多くのものが振動していきます。
同様に支部の発展、衰退は、支部長・婦人部長の一念の心音によって決定づけられていくことを、知っていただきたい。

 また、支部幹部は、皆から好かれる人になっていくことが大事です。
その根本要件は、一言するならば、誠実であることです。
不誠実な人には、誰もついていきません。

 では、誠実であるためには何が必要か――今日は、二点だけ申し上げておきます。

 それは、まず、人の利点を生かそうとする努力を続けていくことです」

 “人の利点を常に生かそう”という一念があれば、すべての人の長所、すばらしさが見えるようになり、尊敬の念も生まれる。
賞讃や励ましの言葉も出る。

 また、後輩を生かそうと、成長を願っているリーダーの真心は、伝わるものだ。

 「二つ目に、約束は必ず守ることです。

 人間として当然のことですが、幹部として多忙になると、“約束を守れないことがあっても、仕方がない”と、思うようになってしまうことがある。
それは間違いです。

 もちろん、さまざまな事情が生じて、どうしても約束を果たせないこともあるでしょう。
その時に、どうするかです。相手が“ここまでしてくれるのか”と、何倍も喜ぶような、補って余りあることをしていくんです」



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