和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

梅/今日の俳句 ≪第2041号≫

2016年02月09日 06時09分12秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月9日(火)≫(旧暦1/2)




 ふつと消えふつと射す日に梅匂ふ
        黒滝志麻子

 梅匂ふゆるりと坂のはじめかな
         小島良子

 万の梅ひらくよ卑弥呼眠る野に
         木田千女

 梅の香にふるんふるんのダンプかな
        神野佐嘉江

 白梅にはげしき鳥の羽音かな
         日野草城



※ 梅・好文木・花の兄・しだれ梅・春告草・野梅・白梅・臥竜梅・豊後梅・盆梅・梅が香・梅林・梅園
バラ科の落葉高木。中国原産で、日本には八世紀ごろには渡ってきていたとみられる。『万葉集』には百十九首もの梅の歌を収め、このころは花といえば桜よりも梅であった。春先、高い香気を放って馥郁と咲く。水戸市の偕楽園や奈良県月ヶ瀬などは有名な梅の名所。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



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       ※☆*わが友に贈る*※



 人生は強気でいけ!
 「臆病にては
 叶うべからず」だ。
 「断じて勝つ」と決め
 果敢に打って出よ!


         2月9日


       ※☆*寸 鉄*☆※



伝統の2月飾る座談会。喜びと決意の語らい賑やか!自他共の勝利の春へ
          ◇
きょう「民音の日」。人間を結ぶ文化の力。推進委員の皆様こそ平和の旗手
          ◇
「祈る人間に退却というものはない」偉人(ガンジー)。清々しい勤行。唱題で前進!
          ◇
体温が1度下がれば免疫力は30%低下と。保温・栄養・睡眠ー工夫重ねて
          ◇
覚醒剤、年1万人が乱用。40歳以上が増加ー警察庁。奪命の魔物。断固根絶を



【聖教新聞:2016年(平成28年)2月9日(火)付】



      ※☆*名字の言*※


宮城県気仙沼市の造船所を訪れた。戦前から続く老舗企業だ

年配の作業員が、もくもくと仕事をしていた。手元を見て驚いた。「鐃鉄」という作業だ。手にするのは、水が出るパイプとアセチレンガスの火が出るパイプだけ。一切、力を加えず、加熱と冷却だけで、何センチもの厚さの鋼板を少しずつ、船首や船尾、胴など、複雑な形へと曲げていく

高度な職人技。恐る恐る「写真を撮ったらいけませんよね」と尋ねたら「いくらでも、いいよ」と。「今、写真見て分かっても、一人前になるまでに30年はかかるからなぁ」。屈託のない笑顔が返ってきた

自らも先輩の仕事を長く見続け、会得した技だ。案内してくれた若い従業員が言った。「入社した最初の日に、あの姿に憧れました。今でも、時間があれば、見てますよ」。このようにして、伝統は受け継がれていくのだろう

広布の継承に思いをはせた。後継の育成には、時間も手間もかかる。いや、その長い時間のつながりこそが「学会家族」の温かさそのものかもしれない。通り一遍の話だけでは人の心は動かない。行動の裏付けがあって、言葉が生きてくる。誠実に、真剣に、一人の信仰者として生きるその毎日の姿が、最高の「後継育成」となることをわすぅれまい。  (哉)



【聖教新聞:2016年(平成28年)2月9日(火)付】


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