和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

福光(四十八)新・人間革命

2011年10月28日 06時59分17秒 | 今日の俳句
    新・人間革命

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    福 光(四十八)

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 草創期、多くの同志は、病苦や経済苦など、さまざまな悩みをかかえながらも、はつらつと広宣流布に東奔西走してきた。

 それは、学会活動をしていくなかで、わが生命に脈動する歓喜を実感していたからである。そして、大地に向かって放たれた矢が、必ず地に当たるように、絶対に幸せになれるとの、強い確信があったからだ。

 山本伸一は、参加者に視線をめぐらし、話を続けた。

 「時には、学会活動のなかで、いやなことや辛いことに直面する場合もあるでしょう。組織での人間関係で悩むこともあるかもしれない。また、学会への誤解、無理解から、非難、中傷されることもあるでしょう。

 大聖人は、『修行の枝をきられ・まげられん事疑なかるべし』(御書一一三六頁)と仰せです。一生成仏を成し遂げ、広宣流布という大願を成就していくための仏道修行なんですから、大変なのはあたりまえです。

 それを乗り越えることで、自分が磨かれ、強くなり、宿命の転換がなされていくんです。『大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし』(同一四四八頁)との御聖訓を深く心に刻んで、喜び勇んで難に立ち向かう、強盛な信心の皆さんであってください」

 伸一が若き日、少年雑誌の編集長として交流を結んだ作家の一人で、東北出身の野村胡堂は述懐している。

 「人間には、人生の体験を、人格完成の糧にする人と、その逆をゆく人とがある」(注)

 勤行会のあとも、伸一は、二階のロビーで、参加者に声をかけ、激励を重ねた。

 さらに、二十人ほどの代表幹部と勤行し、懇談した。

 その時、壮年の幹部が手をあげて尋ねた。

 「常磐炭田の炭鉱は、昨年秋にすべて閉山になりました。泣く泣くほかの地域に移って行った人や、なんとしても、いわき市に残りたいと、今なお、必死になって職探しをしている人もいます。そういうメンバーを、どう励ませばよろしいでしょうか」



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【「聖教新聞・2011/10/28(金)」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/topt=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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