ぺンキ屋が書いても秋てふ字は淋し
加倉井秋を
昭和37年、私は「櫻」という俳句雑誌を、島根県飯石郡頓原町(現飯南町)から出版しました。その時、(題字『櫻』と『近影・五句』)を送って励まして下さったのが頂いたのが、加倉井秋を先生でした。
私の義姉が沢木欣一先生が主幹の「風」会員でしたので、私も一緒に「風」に投句しておりました。 秋を先生は、「風」の同人でもありましたので、先生のの句が好きだった私は、先生にお手紙を差し上げたのではないかと思います。「櫻」も2号で終わりましたし、その「櫻」も先生から頂いた原稿もありません。今考えると、惜しい宝物を紛失したものです。
加倉井秋を先生は、本名を昭夫といい日本を代表する建築家です。昭和45年には武蔵大学の教授に迎えられています。
俳句は、富安風生に学び、昭和16年には、風生主宰の「若葉」編集長となります。戦後も、絶えず俳壇中央で活躍され、昭和34年には「冬草」を主宰されました。
丁度、秋を先生が「冬草」を主宰された、2~3年後に、私が無理難題のお願いをしたことになります。考えてみると当時、物心両面にわたり先生はご多忙の時です。
そんな折、田舎の高校生のために「無料」で「題字」と「近詠」を送って下さった、先生の人柄が忍ばれ、素晴らしい指導者と思います。
先生は、昭和63年6月2日死去されます。78歳でした。句集に「風祝(かざはふり)」「胡桃(くるみ)」など残されていますが、一度、お会いしてお礼を申したかったです。
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