和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

共 戦(五十八)新・人間革命

2012年01月23日 12時35分00秒 | 今日の俳句
共 戦(五十八)新・人間革命

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  新・人間革命

【「聖教新聞」平成24年1月23日(月)より転載】
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共戦58
 山本伸一の乗った車は、徳山から山口文化会館へ向かった。三、四十分したころ、同乗していた妻の峯子が言った。


 「防府の人たちが、会館に集まっていらっしゃるそうですよ」


 峯子は、中国婦人部長の柴野満枝から、そう聞いていたのである。


 車を運転してくれている人の話では、防府会館は、ここから数分であるという。


 「行こう! 短時間でも、全力で励まそう。みんな待ってくれているんだもの……」


 防府会館にいた人たちは、“山本先生に、防府にも来ていただきたい”との思いで、集って来た人たちであった。しかし、午後八時半を回ったことから、帰途に就こうとしていたのである。その時、乗用車が止まった。


 「こんばんは!」


 玄関に、伸一の笑顔があった。その後ろには、峯子の姿もある。歓声があがった。


 小さな木造の会館である。会館に入ると、伸一は尋ねた。


 「勤行しても、周囲に声は漏れませんか」


 「雨戸を閉めれば大丈夫です」


 「雨戸を閉めて、短時間、小声でいいから、勤行をしましょう。皆さんのご健康とご長寿、ご一家の繁栄を祈念したいんです」


 勤行を終えると、伸一は、部屋に置かれていた電子オルガンに向かった。


 彼は、「私の、せめてもの皆さんへのプレゼントです」と言うと、音量を絞って、「厚田村」や「熱原の三烈士」など、次々と演奏していった。


 「皆さんは、ずっと待っていてくださったんでしょ。その“真心”に応えたいんです。世間は“打算”ですが、信心の世界、学会の世界は“真心”なんです。


 広宣流布をめざして、師匠と弟子の、同志と同志の、心と心がつながってできているのが、創価学会です。だから、学会は、組織主義ではなく、人間主義の団体なんです。そこに学会の強さがある。その清らかな精神の世界を守るために、私は戦っているんです」


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今朝の一句」季語(号)集
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