和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

福光(五十三)新・人間革命

2011年11月03日 08時25分33秒 | 今日の俳句
    新・人間革命

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    福 光(五十三)

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 創価学会は、信頼と誠実に結ばれた、人間性にあふれた心の世界である。その世界が、惰性化して事務的になったり、形式化して、心が伝わらなくなってしまうことを、山本伸一は、何よりも恐れていたのだ。

 彼は、周囲の幹部たちに語った。

 「私は、よく同志の方々に、戸田先生の激励のお言葉などをお伝えすることがあった。その時には、先生のお言葉とともに、先生がどういうお気持ちでいらっしゃるかを語り、先生に代わって、心を込めて、最敬礼することもありました。

 私が、あまり頭を下げるものですから、相手の方も恐縮して頭を下げ、お互いに、いつまでも、お辞儀し続けたという、笑い話のようなこともありました。

 ともかく、学会の生命線は、師弟を中心にした心の絆にある。目には見えないが、これがあるから、学会は難攻不落なんです。強い団結もできるんです。それを幹部は、決して忘れてはならない」

 伸一の、幹部らへの指導は、滞在二日目も、全精魂を注いで続けられたのである。

 翌三月十三日、山本伸一は、午前中、福島文化会館の屋上で、東北六県の婦人部代表と懇談のひと時をもった。その語らいのなかで、彼は、婦人の笑顔の大切さを訴えた。

 「一家のなかで、最も大切な宝は、婦人の微笑です。夫も、子どもも、そこから勇気を得ます。希望を知ります。人生には、どんな苦難が待ち受けているか、わかりません。その時に、朗らかに微笑むことのできる人こそが、本当に強い人なんです。

 『母は一家の太陽である』と言われます。それは、どんなに大変な時でも、微笑の光で、家族を包み込むからだと私は思う。

 詩聖タゴールは、『女性よ、あなたの笑い声のなかに、いのちの泉の妙なる響きがある』(注)と詠っているし、確か、トルストイも、母の微笑を讃嘆していました」

 婦人たちの顔が、一斉にほころび、笑みの花園が広がった。



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【「聖教新聞・2011/11/3(木)」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/topt=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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