「泳心一路」

　　　■　北斗七星　■

★〓〓☆〓〓★〓〓☆〓


　「前を見ろ、ゴールを見ろといつも言ってきました。これは、これからのみんなにとって大事なこと。しっかり前を見て目標に向かって進んでください」。12歳以下の小学生で行うミニバスケットボールのコーチがチームを卒団する児童に贈った言葉。共に汗を流したコーチの一言は児童たちの胸に深く刻まれたことだろう。

◆

　友人の一人が長年、このミニバスケットボールのコーチを務めている。彼は技術指導を通じ、礼儀正しく、感謝の気持ち、謙虚な姿勢で取り組むこと、チームの仲間を大切にすることを教えている。

◆

　バスケットボールについて熱く語る彼と会うたびに、こうしたスポーツ指導に献身する地域の人たちが子どもの夢や希望をはぐくみ、スポーツのすそ野を広げているのだと痛感する。

◆

　名古屋市千種区の生涯学習センター前に先ごろ、1933年７月以来、水泳の場を提供してきた「振甫プール」（昨年３月廃止）の歴史をたたえる記念碑が建てられた。競泳選手として活躍し同プールでも記録を残した故古橋廣之進・国際水泳連盟副会長（当時）から贈られた。「泳心一路」の揮毫が刻まれている。

◆

　世界に誇る歴史を語り継ぎたいと公明市議らが推進したもの。次代を担う子どもたちを応援し、新たな歴史を開く挑戦に期待したい。


　　　　　　　　　（典）


★〓〓☆〓〓★〓〓☆〓



2010年（平成22年）
　５月５日（水曜日）
　【公明新聞より転載】

……………………………

こちらも、和井弘希が渾身を込めて、発行しています。宜しくお願いします。


桜梅桃李の詩（週刊）

http://mobile.mag2.com/mm/0001104380.html


和井弘希の文芸政談（日刊）

http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html