和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

全国火災予防運動/名字の言

2012年11月14日 06時46分46秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)11月14日(水)より転載】


      

(11/14)
 ご近所付き合いの中で、こんなことがあった。
数軒先の家のおじいさんが死去。
独り暮らしとなったおばあさんも入院に。
夜になっても家に灯がともらない日が続いた。
ある日、親戚を名乗る人が住みだした。
どういうご関係? おばあさんのお加減は? 尋ねたい気はするが「プライバシーもあるから」と隣近所も遠慮がち。
お付き合いの難しさを感じた



近所だけど、互いのことをよく知らないという話は少なくない。
家族と一緒と思っていた子息が別居していたり、姿を見なくなった家人が床に伏していたりということもある



近隣の関係性が薄いと困ることがある。
災害時の対応だ。
その家には普段、誰が居て、職場や学校に出ている人は誰か。
自力で動けない人は居ないか。
周囲が救援をしようとしても、情報不足から手が尽くせないことにもなりかねない



この秋の全国火災予防運動でも、対策の一つとして「お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる」ことが掲げられている。
せめて、他人の助けを必要とする人をご近所で守り合う体制だけでもできないだろうか



その前提となるのが信頼感のある関係を築くことだろう。“地域を大切に”と願い、振る舞う努力を誠実に続けたい。
         (弓)


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