和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「名字の言」・2011年11月25日(金)

2011年11月25日 07時28分59秒 | 今日の俳句
「名字の言」・2011年11月25日(金)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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 ためになる話が聞けて、時間通りに終わる――この二つがそろえば、「いい会合だった」と思えるもの。せっかくの“いい話”も、冗長になっては感動も半減してしまう。大勢の人を相手に話す時は、時計を気にするべきだろう



だが、一対一で対話する時は話が別。たとえ次の予定があるとしても、時計を見れば、「心ここにあらず」と相手は思ってしまう



IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の創設者で、心臓専門医であるB・ラウン博士には、患者と向き合う時に心がけてきたことがあるという。それは「時計を見ない」「電話をとらない」、そして「相手の話を途中でさえぎらない」。会っている時は、全身全霊で聴くという姿勢だ



「声を聴くだけで、ある程度の診断ができる場合があります」と、あるドクター部の友が語っていた。天台の『摩訶止観』には「上医は声を聴き、中医は色を相し、下医は脈を診る」とある。天台が、声を聴くだけで病気を見分ける医師を“名医”としたのは、「聴く」ことに、「癒やす」という行為の核心が含まれるからだろう



私たちも、友を心から励まし、蘇生させゆく”生命の名医”に成長したい。その根本の第一歩は、「誠心誠意、耳を傾ける」努力にある。
       2011・11・25
           (飛)



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