蘭／今日の俳句 ≪第.1833号≫

　　蘭の香はほしいままなるものならず
　　　　　　　細見綾子


　　蘭五千鉢の匂ひて夢心地
　　　　　　　後藤弘子


　　蘭の花碁鬼となるべき願あり
　　　　　　　芥川龍之介


　　凋落す双樹の下に蘭のあり
　　　　　　　河東碧梧桐


　　ひとりいゐて静に蘭の花影かな
　　　　　　　村上鬼城




※　ラン科の多年草。種類が多く、中国や日本に自生するものは東洋蘭、西洋から渡来したのは洋蘭といわれ、開花期は春と夏が多い。
　洋蘭は華やかに開花するため周年栽培され、贈答用にされる。胡蝶蘭は東南アジアやインドでは樹上に着生し、花弁は蝶が飛ぶ姿をしている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

【「俳句歳時記・第3巻／角川書店」より転載】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　






　　　　　※☆*わが友に贈る*☆※



　　局地的な豪雨など

　　悪天候に厳重警戒！

　　猛暑による熱中症にも

　　十分な対策が必要だ。

　　注意喚起の声掛けを！


　　　　　　　　2015年7月14日






　　　　　※☆*寸　鉄*☆※




東京で青春乱舞の男子部幹部会。君たちの奮闘で民衆が輝く新世界を築け

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岩手「三陸の日」。仰ぎ見る不屈の負けじ魂と福光のドラマ。共々に未来へ

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「一切は現証には如(し)かず」小さな体験でも堂々と語ろう！百万の理論よりも

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自分も子供だった事を忘れない人は少ないー作家(フランス)。激励は子の目線に立って

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危険薬物、販売店ゼロと。残るはネットでの流通。社会の総力で断固根絶を


【聖教新聞：2015年(平成27年)7月14日(火)付】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　






　　　　　※☆*北斗七星*☆※


フランス革命は1789年の7月14日に始まった。上流階級に虐げられていた平民が、武器・弾薬が保管されていたバスティーユ牢獄を襲ったのだ。当時のフランスの人口は第一身分の聖職者14万人、第二身分の貴族40万人、第三身分の平民2600万人だったと言われている。第一身分と第二身分は納税義務のない特権階級で、納税を強いられていた98％に近い平民が特権階級を支えていた

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革命期にフランスを旅したイギリスの農学者アーサー・ヤングの著書『フランス紀行』(宮崎洋訳　法政大学出版局)に、農婦に出会ったくだりがある。「この婦人は労苦のため腰がひどく曲り、顔には深いしわがきざまれ、こわばっていたから、近くで見ても六〇か七〇才とみなされかねなかった。ところが彼女はまだ二八才にしかならないと言っていた」

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「旅行をしたことのないイギリス人には、フランス農村女性の圧倒的大多数の容姿は想像つくまい」。あまりの痛ましさに驚愕したのだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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革命一ヵ月後の「人間は生まれながらにして自由であり、権利において平等」との『人権宣言』、その後の虐殺や独裁政治、そしてナポレオンによるクーデター、帝政国家の誕生と時を刻むが、果たして農婦はどうなったのだろう

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悪政に泣かされるのはいつの世も平民では困ると改めて思う。　　　　　　　　　　　(流)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


【公明新聞：2015年(平成27年)7月14日(火)付】