和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

“負けない強さ“/名字の言

2013年03月14日 20時31分11秒 | 今日の俳句
 “負けない強さ“/名字の言

【聖教新聞・2013年 (平成25年)3月14日(木)より転載】        


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(3/14)
 「生くる日の限り、日に新たに、日に日に新たに成長してゆきたい」。
昭和初期の歌人・明石海人が綴った日記の一節である



25歳でハンセン病を発症した彼は、このころ、既に人の顔が識別できない状態だった。
失明が迫る中、短歌を詠むことに、生を燃焼し尽くす。
時には日に三百首も詠んだと描かれる(『瀬戸の潮鳴り』松田範祐著、文芸社)。
亡くなる直前に発刊された歌集『白描』は、当時のベストセラーに。
詩人・大岡信氏は「もし長寿を保ったなら、昭和時代を代表する大歌人となったろう」と評した



未熟児網膜症のため、生後数カ月で失明した大阪の婦人部員に話を伺った。
彼女には“暗さ”が一切なかった。
「だって私には信心がありますから」



「何でも挑戦」を信条とし、小・中学校で盲導犬などをテーマに講演を。
視覚障害者が楽しめるスポーツの普及にも尽力する。
女子部の時には弘教も実らせ、婦人部のグループ長として広布の最前線で奮闘する



「深海に生きる魚族のやうに、自らが燃えなければ何處にも光はない」。
『白描』の冒頭の一節が、「社会貢献は私の使命です!」との婦人部員の一言と重なった。
光がなければ、自分が光になればいい。この“負けない強さ”を持った人は幸福である。
                   (芯)


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