和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

冬は必ず春となる!【名字の言】

2012年02月26日 09時35分02秒 | 今日の俳句
冬は必ず春となる!【名字の言】 2012年2月26日(日)より転載
http://www.seikyoonline.jp/news/myoji/2011/11/1199120_2722.html

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(2/26)
 少女は父さんからの手紙を、全部覚えようとした。ナチス占領下のオランダ。ユダヤ人の父娘は、離れ離れで息を潜めて暮らしている。抵抗組織を通じ、手紙のやりとりが続いた



父からの手紙は、証拠を残さぬよう、読んだら焼き捨てる約束だった。
だが、灰になったはずの手紙は奇跡的に保管され、一冊の本になった(『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』母袋夏生訳、岩波書店)



雪が解け出す頃。うつむいて白い花を咲かせ、春を告げる待雪草に少女は目を奪われる。感動をそのまま綴ると、父はこう返した。
「きみのいうとおりだ。とてもひかえめな花です。じっくり観賞すると、おどろくほど美しい。おくの深いところに黄金の心をもっている。待雪草のそういうところを、人間はお手本にできるね」



冬の大地に咲く花は、神々しいほどに美しい。
寒風を選んで命を燃やす姿に、勇気をもらい、やがて来る春の暖かさを思う。「黄金の心」とは、どんな時にも希望をつくり出す、しなやかさと強さの異名であろうか



今月の座談会で学んだ御書の一節「冬は必ず春となる」(1253頁)。この短い8文字に、信仰と人生の極意が詰まっている。
春の来ない冬はない。待雪草の花言葉は「逆境の中の希望」である。
                   (飛)


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