和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(十二)小説「新・人間革命

2012年04月23日 09時41分36秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)4月23日(月)より転載】
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人材城12(4/23)

 山本伸一は、さらに、「広宣流布は、長途の旅ゆえに、健康に留意し、リズム正しい信心即生活の日々であれ」と訴えた。
 「健康増進のためには、〝健康になろう〟〝健康であろう〟と決め、日々、朗々と唱題し、満々たる生命力を涌現させて、勇んで活動に励むんです」
 ロマン・ロランは、小説のなかで、主人公に「奮闘するのが僕の健全な生活です」と語らせている。奮闘が元気を生む。
 皆の健康を願いつつ、伸一は話を続けた。
 「そして、食事、睡眠、運動などに、留意していくことが、健康のためには必要不可欠です。当然、暴飲暴食や深夜の食事は控えるべきですし、必要な睡眠時間を確保するとともに、熟睡できる工夫も大事です。
 また、生活のなかに運動を上手に取り入れて、体を鍛えていくことも必要です」
 初代会長・牧口常三郎は、七十歳を過ぎても、国家権力の弾圧で投獄されるまで、元気に、広宣流布のために奔走してきた。彼は、心身の鍛錬を怠らなかったのである。
 牧口会長の時代、夏には、静岡県の総本山で、「創価教育学会修養会」の名称で研修会が行われてきた。朝は、皆でラジオ体操を行った。研修会期間中、白糸の滝までの遠足もあった。牧口は、数キロの道のりを下駄履きで、先頭に立って歩いた。若者にも負けない、速い歩き方であった。
 彼は、白糸の滝に着くと、衣服を脱ぎ、滝壺の冷水の中に入った。皆も続いたが、冷たくて、足首まで入っただけで出てきた。しかし、牧口は、悠々と首まで漬かっていた。
 彼は、若い時から、歩きに歩き、冷水に体を慣らすなど、日々、体を鍛え続けてきたのである。
 風邪も、ほとんどひいたことがなかった。それも、長い鍛錬の蓄積によるものであろう。
 急に同じことをすれば、体に支障をきたしかねないだけに、不用意にまねるべきではない。しかし、老化の防止のために、自分にあった方法で体を鍛えることは必要である。

◎小説『新・人間革命』の引用文献
(注) ロマン・ローラン著『ジャン・クリストフ』豊島与志雄訳、岩波書店


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