和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「冬は必ず春となる」/名字の言

2012年10月09日 15時52分21秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)10月9日(火)より転載】


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(10/9)
 東京・信濃町に建設中の「創価文化センター」が、6階建ての堂々たる姿を現した。
JR信濃町駅のホームからも、その壮麗さに圧倒される。
学会の創立記念日である11月18日の落成を目指し、工事が順調に進んでいる



仏典の話が頭に浮かんだ。
昔、一人の富豪がいた。
3階建ての立派な家を見て自分もほしくなった。
「同じような家を造ってほしい」と、大工に注文した



大工は土地を測り、土台づくりから始めた。
それを見た富豪は言った。
「私がほしいのは下の部分ではない。
上の部分だ。
最上階から造れ!」。
これを聞いた人は皆、「下の部分を造らずして、どうして上の部分が造れようか」と笑った(百喩経)



何事も「土台」が必要である。
先日、かくしゃくと活躍する89歳の婦人に話を伺った。
51年前に入会した当初は村八分。
が、「御書に仰せの通り」と地域広布に励んだ。
今、周囲から絶大な信頼を得る。近年も、がんや脳梗塞に襲われたが、題目根本に乗り越えた



「いろいろなことがあるから、信心は怠ることはできんのよ」。
こう婦人はさらっと言うが、「冬は必ず春となる」との、信仰への絶対の確信がみなぎっていた。
この確信こそ人生の「土台」。
“自分も、かくありたい”と心に期した。           (川)


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