和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

“勝負の鉄則”/名字の言

2012年11月13日 08時02分17秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)11月13日(火)より転載】


      

(11/13)
 世界卓球選手権大会は7ゲーム制で行われる。
2009年の2回戦。石川佳純選手は3ゲームを先取され、4ゲーム目も3対9で負けていた。
次の瞬間、起死回生の一打が生まれた。
打球が、これまでにない勢いで相手コート深くに突き刺さった



「打点を変えたんです」。
バウンドの高い位置で打てば、相手の返球は弱くなる。
しかし、自分の打ち損じの可能性も高くなる。
後のない石川選手は思い切って勝負に出た。
その一打から流れが変わり、逆転勝利を収めた(『なぜあの時あきらめなかったのか』小松成美著、PHP新書)



劣勢の時に慎重になれば、ますます追い込まれる。
“攻め”の姿勢がなければ、局面は打開できない。
スポーツに限らず、人生の試練にも通用する”勝負の鉄則”である。
その姿勢を「勇気」と言い換えることもできよう



しかし、勇気は蛮勇とは違う。
破れかぶれに攻めれば、敗北を早めるだけだ。
ここぞという時に打って出る勇気は、勝機を読み、諦めずに耐え抜く「忍耐」と表裏一体である。
その両方を持つものが勝利を得るのだ



「日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず」(御書1282頁)。
苦境にあっても、逃げず諦めず、目標を定め、具体的に祈り、動いていこう。
         (糀)
                

・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:゜★゜

最新の画像もっと見る

コメントを投稿