和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

勇将48/小説「新 ・人間革命」

2013年04月09日 09時15分35秒 | 今日の俳句
     小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)4月9日(火)より転載】


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勇将48(4/9)

 二十二日の夕刻、山本伸一は、会館に勤務する職員と面談したあと、四国研修道場で方面・県幹部との懇談会をもった。


 「聞きたいことは、なんでも聞いてください。私は、四国が大発展するための、あらゆる布石をしておきたいんです。今回も、可能ならば、全会員の方々とお会いしたかった」


 伸一は、十九日の夕刻に、香川入りして以来、この二十二日の夜までに、延べ八千人ほどと会ったことになる。


 彼は、必死だった。すべてに、時間的制約がある。そのなかで何事かを成そうとするなら、一刻も無駄にすることなく、効率よく、一つ一つの事柄に全精魂を注いで臨む以外にない。無計画な、漫然とした歩みでは、本当の仕事を成し遂げることはできない。


 伸一は、香川滞在中、多くのメンバーと語り合ったなかで、会合が多いとの声があったことに言及していった。


 「活動を推進していくためには、当然、さまざまな会合を開催していく必要がありますが、打ち出し等の会合は、できる限り少なくして、すべての幹部が、活動の現場に入れる時間を多くもてるように工夫すべきです。


 会合の趣旨、参加対象者が同じなのに、県で会合を開き、さらに、圏や本部でも会合を開くのは、効率的ではありません。


 たとえば、新しい方針などを発表する際にも、県として支部幹部の会合を開き、そのあとは、各支部ごとで会合をもって徹底していくという方法もあります。あるいは、県で圏幹部の打ち合わせをしっかり行い、次は、圏ごとに大ブロック幹部の会合を開くという方法もあるでしょう。実情に合わせ、効率のよい会合のもち方を考えていくことです。


 また、方面や県で活動のスケジュールを立てる際には、大ブロックやブロックなど、活動の第一線、活動の現場に焦点を合わせて組み立てていくことです。打ち出した活動が、いつ、どのようにして、最前線に伝わるかが、勝敗を決する最大のポイントだからです」


 第一線を支え、守るための組織である。


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