和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

家族で『希望対話』/名字の言

2012年09月23日 07時01分08秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)9月23日(日)より転載】


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(9/23)
 女子高等部員の話を聞いた。
小学3年の時、突然、いじめにあった。
父母に何を聞かれても、彼女は口を閉ざし続けた。
真実を語り始めたのは、半年も過ぎてから。
「どうしても相手を悪く言いたくなかった」



家族で『希望対話』を学び、一緒にいじめの解決を祈った。
4年生になって、彼女は勇気を出して、担任教師にいじめの実態を語った。
クラスの半数以上が、いじめに加担していた。
何度もクラスで話し合いがもたれ、ようやく事態は収拾の方向に



「わが教育者に贈る」の第4回で池田名誉会長は、いじめ問題がなくならないのは「すべての大人の責任」と言い切る。
「なぜなら、子どもたちは大人の鏡だからです」。
そして、どんなに困難で複雑な現場にあっても「それでも対話を!」と綴った



女子高等部員の父母は、娘の変化を見逃さず、忍耐強く寄り添い続けた。
孤独の中で、もがき、悩んでいる人にとって、自分を見守り続けてくれる温かいまなざしは、何よりの支えとなる。
彼女にとって、父母が、どれほどの希望の光だったことか



人の苦しみを見逃さない「心の眼」を磨きだい。
彼女は今、苦しみを乗り越え、鼓笛隊の一員として、多くの同志に希望を送る使命の青春を生きている。
                 (芯)


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