福島原発問題について、原発敷地内からプルトニウムが検出された。保安院が指摘する通り、憂うべき事態である。
菅政権は初動の判断に失敗した。自衛隊と米軍をはじめとする海外の協力に委ねることなく、東電を中心とする体制で対応したことである。
そして、今日になってようやく廃炉の可能性を認めた。
全ての判断が後手に回っている。対応が小さすぎて遅すぎる。危機管理としては完全に失敗である。そこに国民と国際社会の菅政権に対する不信感がある。そのことに菅総理は気づいていないようだ。
現下の状況で最も恐れるべきは、菅総理が過去の判断の間違えを認めず、なんとかそれを糊塗しようとして時間を浪費し、絶望的な作業を現場に押し付けることである。抜本的な方針転換を図れない理由が総理のメンツだなどということは許されない。
福島原発事故の長期化は許されず、早期の事態収拾が必須である。それは日本一国の利益ではない。世界の利益である。菅総理の判断の逡巡が世界の利益に反しつつあるのではないか。
菅総理は事態の深刻さと問題解決方法の判断を誤った。「炉心溶融」が起き、放射能が外に漏れ出している。
菅総理は、国民に向けて、世界に向けて、自らの非を詫び、米政府、フランス政府などに全面的協力支援要請のために頭を下げるべきである。国際的枠組みで問題を早期解決すべきときがきた。これは総理の命運がどうだとか、政権がどうだとか、権力闘争がどうだとか、そういう発想を絶対にしてはいけない。
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(3月29日記)中川秀直
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【「中川秀直オフィシャルブログ」より転載】
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菅政権は初動の判断に失敗した。自衛隊と米軍をはじめとする海外の協力に委ねることなく、東電を中心とする体制で対応したことである。
そして、今日になってようやく廃炉の可能性を認めた。
全ての判断が後手に回っている。対応が小さすぎて遅すぎる。危機管理としては完全に失敗である。そこに国民と国際社会の菅政権に対する不信感がある。そのことに菅総理は気づいていないようだ。
現下の状況で最も恐れるべきは、菅総理が過去の判断の間違えを認めず、なんとかそれを糊塗しようとして時間を浪費し、絶望的な作業を現場に押し付けることである。抜本的な方針転換を図れない理由が総理のメンツだなどということは許されない。
福島原発事故の長期化は許されず、早期の事態収拾が必須である。それは日本一国の利益ではない。世界の利益である。菅総理の判断の逡巡が世界の利益に反しつつあるのではないか。
菅総理は事態の深刻さと問題解決方法の判断を誤った。「炉心溶融」が起き、放射能が外に漏れ出している。
菅総理は、国民に向けて、世界に向けて、自らの非を詫び、米政府、フランス政府などに全面的協力支援要請のために頭を下げるべきである。国際的枠組みで問題を早期解決すべきときがきた。これは総理の命運がどうだとか、政権がどうだとか、権力闘争がどうだとか、そういう発想を絶対にしてはいけない。
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(3月29日記)中川秀直
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【「中川秀直オフィシャルブログ」より転載】
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