和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

薫 風(二十四)新・人間革命

2012年02月25日 15時38分12秒 | 今日の俳句
   新・人間革命

【「聖教新聞」平成24年2月25日(土)より転載】
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薫風24

 田部忠司は、北九州文化会館の「会館守る会」の責任者であった。このグループは、会館の美化や清掃等に携わる有志の集いである。


 前日の二十三日の夜、その任務のため会館に来ていた田部は、山本伸一と言葉を交わす機会があった。その時、田部は、小倉南区で、個人会館を提供してきたことを報告したのである。


 伸一は言った。


 「明日の夜、私は小倉南区に行くことになっている。もし、時間が取れれば、御礼に伺いたいな」


 「はい。ありがとうございます!」
 

 田部は、多忙を極める伸一に、そう言ってもらえただけで満足であった。


 二十四日、田部は、夕刻から自宅二階の田部会館に待機し、唱題していた。地元の会員たちも、三々五々、会場に集って来た。


 前年、伸一が九州指導の折、福岡県の博多区や糟屋郡、鹿児島県の鹿屋市にある個人会館を訪問したことから、皆、田部会館にも来てくれるものと確信していたのだ。


 午後八時半ごろ、田部は、全体的には解散とし、一部の幹部に残ってもらい、打ち合わせを行うことにした。


 そこに、「山本会長が、そちらに向かいます」との電話が入った。田部は、帰りかけたメンバーに戻ってもらい、家族で玄関前に迎えに出た。


 伸一は、田部会館に向かう車中、妻の峯子に語った。


 「遅くなってしまったが、おじゃまして大丈夫かね。私は、ともかく会場提供者に心から御礼申し上げ、大切にしたいんだ。


 個人会館は、いわば広宣流布という戦いの出城だ。人びとは、そこで仏法の話を聞いて信心し、奮起し、人間革命、宿命転換の挑戦を開始していく。つまり、『弘教の城』であり、『発心の城』であり、『幸福の城』だ。


 また、そこに集う同志の、常識豊かで楽しそうな姿を見て、周囲の人たちが、学会への理解を深めていく『外交の城』でもある」


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