和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

秋高し/今日の俳句 第1365号

2013年09月30日 17時53分55秒 | 今日の俳句


◇秋高し/今日の俳句◇
         ◇※第1365号※◇

 2013年(平成25年)9月30日(月)

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   ■※今日の俳句※■


 痩馬のあはれ機嫌や秋高し
        村上鬼城


 秋高し網は気球をつなぎとめ
        菅 裸馬


 秋高く人間といふ落し物
        上甲平谷


【季語の解説】
※ 秋高し→天高し・空高し・秋高。
大気が澄み空が高い感じをいう。ことに秋霖も過ぎる十月末ごろが最もこの季節にふさわしい。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)9月30日(月)より転載】


     ※今週のことば※


  聖教の拡大は

  仏縁の拡大であり

  幸福の拡大だ!

  希望と勇気の言葉で

  乱世を明るく照らせ!
 
      ◇9月30日◇


         ■


     ※わが友に贈る※


  「日蓮一度も

  しりぞく心なし」

  波浪を越え進む中に

  偉大な境涯革命がある。

  わが誓いに生き抜け!
 
      ◇9月30日◇


         ■


    ◇※名字の言※◇

 青森県の津軽鉄道で、秋恒例の「鈴虫列車」が運行されている。車両内に置かれた虫かごから響く美しい音色に、乗客は一様に耳を澄ます。せみ時雨の喧騒も夏らしくて結構だが、心静かに虫の声を堪能する秋も格別だ



人の声も、聞き手の心にどう響くかは、単に音量の問題ではない。かつて福島研修道場にSGIメンバーが訪れた時のこと。大歓声で迎えられたメンバーに多宝会の婦人が歩み寄り、何か語り掛けている。通訳を介し、話を聞くメンバーの目から涙があふれ出した



婦人は「池田先生の言葉が本当だと証明する、あなたをずっと待っていました」と話したという。かつて、名誉会長が同道場を訪れたとき、「やがて、ここに世界中から同志がやってくるよ」と語った。婦人はその言葉を信じ、旧習深い山村で信心を貫いてきた。メンバーは「私も師弟の人生を生きます」と決意した



津軽が生んだ太宰治に『きりぎりす』という短編がある。床に就き、縁の下で懸命に鳴く虫の声を聞いた女性が述べる。「この小さい、幽かな声を一生忘れずに、背骨にしまって生きて行こうと思いました」(岩波文庫)



全身全霊で鳴いた声だからこそ、心にしみこみ、残ったのであろう。「励まし」もまた同じである。(白)

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 ◆浩ko・ 編集後記◆「白い巨塔」や、「華麗なる一族」、「沈まぬ太陽」などの小説で知られる作家の山崎豊子さんが心不全のため亡くなりました。88歳でした。
ご冥福をお祈りいたします。

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