和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(四)小説「新・人間革命」

2012年04月13日 10時43分45秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)4月13日(金)より転載】
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 人材城4(4/13)
 山本伸一は、熊本の地から、多くの人材が育ってほしかった。それだけに、彼の言葉には、熱がこもっていった。

 「先輩幹部が、後輩の奥底の一念を見極めていくには、自身の生命に濁りがあってはならない。わが生命の鏡が、曇っていたり、歪んでいたりすれば、一人ひとりを正しく見極めていくことはできないからです。結局は、我見になり、自分の好き嫌いで、人を見ていってしまうことになる。

 ゆえに、常に、唱題第一で、わが生命を磨き抜くんです。そして、御本尊に照らし、御書に照らし、広宣流布の師匠の指導に照らして、間違いのない、正しく、清浄無比なる信心を貫いていくんです。

 それでも、人間の奥底の一念は、すぐにはわからないものです。短期間で見極めることは難しいこともある。しかし、一年、二年と、長い時間をかけて見ていればわかります。

 どんなに表面を装っていても、ふとした時に、驚くような傲慢極まりない言動や、怠惰な態度が出てしまうものだからです。

 また、人が見ていない時に、何をしているかに、その人の本質が現れます。

 ともかく、人材の根本要件を、一言でいえば、“労を惜しまず、広宣流布の師弟の道に生き抜く人”ということです」

 人材のとらえ方には、さまざまな角度がある。真面目、誠実、情熱的、忍耐強いなどといった性格的な面からの見方もある。また、弁が立つ、行動力がある、感性が豊か、創造性がある、優れた技能をもっているなど、能力面からの評価もある。さらに、社会的な地位や立場、学歴、経済力等々の観点もある。

 しかし、どんなに優れた能力をもち、社会的に高く評価される立場にあったとしても、信心の一念という根本が揺らいでいたのでは、広宣流布の本当の人材とはなり得ない。

 奥底の一念を、“広宣流布のため”という大目的に定めてこそ、性格も、能力も、地位も、すべてが生かされ、人びとの幸福実現のための大きな力となるのである。


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