和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

三光鳥/今日の俳句 ≪第2184号≫

2016年07月01日 06時27分41秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)7月1日(金)≫(旧暦5/27)


 三光鳥大瑠璃小瑠璃結願す     黒田杏子

 三光鳥ききつとにかく朝寝かな     佐々木敏光

 山光鳥帯解き放つ宿院に      小坂順子

 山光鳥あそべる樹々の暗さかな    森田 峠

 山光鳥檜山杉山淋しくす      瀧澤宏司


※ 山光鳥 
 ヒタキ科の夏鳥で、ツキ、ヒ、ホシ(月日星)ホイホイホイと鳴くことから山光鳥と呼ばれる。大きさは葭切ぐらい。上胸以上が紺色。下胸と腹は白く、翼と尾は黒褐色。雄は尾が長く、嘴と目の周囲は美しい青色だが、雌は尾も短く雄ほど目立たない。繁殖期は五ー七月ごろ。低山帯や平地の森林に生息し、秋に南方に去る。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 「いよいよ・

 はりあげてせむべし」

 大関東の勇者よ

 破邪顕正の魂で立て!

 創価の勝鬨を頼む!

       

2016年7月1日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 さあ青年の月!勝利こそ後継の大使命だ。誓いの決勝点へ勇猛果敢に挑め
      ◇
 神奈川婦人部・女子部が?剌行進!正義と共戦の港から拡大攻勢で栄冠を
      ◇
 「仏の力がこもった声は必ず道を開く」と恩師。強盛な祈りで限界を突破
      ◇
 各地で自転車保険の義務化広がる。点検・整備も怠らず。絶対無事故の心で
      ◇
 おたふく風邪が流行の兆し。予防接種・マスクが有効と。体調管理にも留意


【聖教新聞:2016年(平成28年)7月1日(金)付】





      ※☆*名字の言*※


信越地方の多宝会の友が、かつて発した言葉。「キンノギツイタチから気分一新、出発だ!」。「キンノギ」とは「衣脱ぎ」の意。「ツイタチ」は「1日」。「衣替え」の7月1日を意味する方言だという

その地方では、蛇が脱皮した殻も「キンノギ」と呼ぶそうだ。身も心も殻を破って、生まれ変わったような決意で進む季節にふさわしい、と印象に残った

本紙の連載「新・生き生き川柳」に、精力的に投稿する兵庫の婦人がいる。「目標は 今日も勝ったと 言える日々」「モゥ一歩 今日も前進 幸の日々」――青春の意気にあふれる秀作が紙面を飾ってきた。以前の彼女は病弱だった。だが昨年まで23年間、無冠の友(本紙配達員)として使命の道を走り続け、頑健になった。一日一日の勝利の積み重ねが、人生の金字塔を築いた

森?外の『青年』という小説がある。主人公の若者が日記で自問自答する。「いったい日本人は生きるということを知っているだろうか」。そして結論した。「現在は過去と未来との間に画した一線である。この線の上に生活がなくては、生活はどこにもないのである」(岩波文庫)

「今日を勝つ!」という一点に注力する以外に、人生を悔いなく生きるすべはない。「今」に全力を注ごう。(城)



【聖教新聞:2016年(平成28年)7月1日(金)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月30日(木)付

公明党への支援をお願いする時に、公明党のことだけに限らず、連立政権を運営している「自民・公明」の枠組みで政治を語る必要がある場合もあるが、中には自民党の考えに納得できない人も当然ながらいる。そういう場合の語り口として、先日行われた日本外国特派員協会での山口代表の話は参考になる

自民党の「優れた点とダメな点」を聞かれた代表は、「ダメな点」として「利害に関心が集まり、時々それに振り回される」ことを挙げた。利害が何を指すかは明らかにしなかったが、過去の例を挙げるまでもなく誰もが「フムフム」とうなずくだろう

ここで大事なのは自民党の「優れた点」だ。代表は「柔軟な対応力がある」「地域の実情を知っている」「大局に立って合意を作る姿勢がある」の三点を挙げている

さすがにバランスが取れている。だからこそ自民党は常に高い支持率を保ち、長期間にわたり国民から政権を付託されてきたのだろう

「庶民の声を聴く」公明党だけでは残念ながら政権を担当する力はない。しかし、代表曰く「違った部分もある自民党との連立政権で幅広い民意を受け止めて合意形成ができる」からこそ、公明党の政策が生きているのも事実。世界中の経済が不安に陥っている今こそ、公明党と自民党による政局の安定が必要だ。(流)



 

清新/十五〈小説「新・人間革命」〉

2016年07月01日 05時08分49秒 | 今日の俳句
清新/十五 法悟空 内田健一郎 画 (5840)


 山本伸一は、人生は苦悩との闘争であることを述べていった。
 「経文に『三界は安きこと無し 猶火宅の如し』(法華経一九一ページ)とあるように、現実社会は、常に一寸先は闇といえます。非情であり、残酷です。ゆえに、何があっても負けない自分を築き、わが生命の宮殿を開き、幸福を実現していくために仏法があるんです。
 人生とは、さまざまな悩み、迷いを抱えて、それを乗り越え、乗り越え、生きていくものであるといえるかもしれない。しかし、その苦悩に絶望し、挫折してしまう人もいる。
 御本尊を持った皆さんは、煩悩即菩提、生死即涅槃の法理に則り、いかに絶望の淵に立とうが、敢然と頭を上げて、不死鳥のごとくわが使命に生き抜いていただきたい。悩める友を包み励まし、共々に幸福の道を歩み抜いていっていただきたいのであります」
 最後に、彼は強く訴えた。
 「学会は、人間と人間とが麗しく生き抜いていくためにある。友を励まし、元気づけ、凍てた心の大地に幸せの花を咲かせる人間のスクラムです。この尊い信心の和合の世界が壊されてはならない。広宣流布のため、自他共の幸せのため、社会のために!」
 皆が決意を新たにした。わが使命を自覚した。寒風のなか、胸を張り、はつらつと、地域広布の新しき歩みを踏み出したのだ。
 十一、十二日と、二日間にわたった行事には、久慈、宮古、釜石、大船渡、陸前高田など三陸からも、多数の同志が参加した。
 そのなかの一人に、釜石から駆けつけた二十六歳の男子部大ブロック長の元藤裕司がいた。彼は、幼少期に一家で入会。小学三年の時に父親が他界した。中学を卒業すると建築会社に務め、定時制高校に学んだ。就職して十余年になるが、会社の経営状況は思わしくなく、肉体労働で腰も痛めていた。未来に希望を見いだせず、暗澹としていた。しかし、水沢の勤行会に参加し、自身の使命に目覚めた。心を覆っていた雲が晴れた。
 使命に燃える時、わが胸中に太陽は輝く。

 小説『新・人間革命』語句の解説
 ◎煩悩即菩提など/煩悩即菩提の煩悩とは、衆生の心身を煩わし悩ませる因となる、さまざまな精神作用のこと。法華経以前の教えでは、煩悩は苦悩をもたらす因であり、それを断じ尽くして菩提(悟り)に至ると説いたが、法華経では、煩悩を離れて菩提はなく、煩悩をそのまま悟りへと転じていけることを明かした。
 生死即涅槃の生死は、迷いの境涯であり、涅槃は悟りの境地のこと。煩悩即菩提と同義。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)7月1日より転載】


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大瑠璃/今日の俳句 ≪第2183号≫

2016年07月01日 05時05分41秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月30日(木)≫(旧暦5/26)



 この沢やいま大瑠璃鳥のこゑひとつ   水原秋櫻子

 大瑠璃鳥や白灯台に灘の照り     岡部六弥太

 オオルリの恋のはじまり青まだ      豊田ささお

 行きし瑠璃鳥またかへしきぬ山葵沢   橋本鶏二

 風入るる藤村旧居瑠璃鳥のこゑ    堀口星眠


※ 大瑠璃
 ヒタキ科の夏鳥。その渡来は比較的早く四月中旬日本へ来て囀る。大きさは雀ぐらいで、雄の背面は目の覚めるような瑠璃色だが、雌は背面が茶褐色でさして美しくない。繁殖期は五ー七月ごろ。高く澄んだ美声でピールリと囀り続け、ジュッジュッという軋み声を混ぜる。その声が良いので、古くから鶯・駒鳥とともに三鳴鳥といわれている。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 地道な労作業が

 偉大なる歴史を創る。

 ゆえに今日も

 少しでも前へ!

 わが責任を果たしゆけ!

       

2016年6月30日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 「法華経は大音声」「題目は大音声」御書。今こそ大確信の祈りで勝ち進め
      ◇
 兵庫婦人部・女子部が対話拡大に疾駆!無敵のスクラムで勝利の門を開け
      ◇
 学生部結成記念日。正義が輝く時代へ吼えよ!民衆厳護の旗持つ革命児よ
      ◇
 2030年までに乳幼児6900万人死亡―予測国連中心の支援強化必須
      ◇
 掲示板の「炎上」は少人数で何度も書込―対策必要と識者。健全な言論、皆で





【聖教新聞:2016年(平成28年)6月30日(木)付】





      ※☆*名字の言*※


訪日客の増加などで英語ブーム再来という。“英会話から、英対話へ”――ある英語教室の広告が目に留まった

会話と対話は違う。「会話」とは、言葉を投げ合う雰囲気の中で漠然と互いを理解すること。一方、「対話」は、他者との「差異」を大切にして他者の重みをしっかり捉えること。哲学者・中島義道氏にそういう趣旨の文があった(『「思いやり」という暴力』PHP文庫)

ある男子部の友が、会社をリストラされた同志を励ました。だが「俺の気持ちなんか分かりっこない!」と心を閉ざされてしまう。少しでも力になりたいと、求人情報を集めるうち、男子部の友は、彼が働いていた業界の、労働条件の厳しさを知った。仕事着のまま、会合に駆け付けていた姿を思い出し、胸を熱くした

再び彼を訪ねた時、掛ける一言一言の重みは、おのずと違った。彼の表情は一変し、対話は深まった。希望の就職を果たし、再び創価の陣列に加わった

「対」には「こたえる」との字義がある(『字通』)。通り一遍の言葉でなく、「差異」を受け止め、理解しよう、応えようとする誠実が、「対話」を実りあるものにする。「真の対話は、他者の尊極の生命に対する敬意から始まる」とは、池田SGI会長の指導である。(江)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月30日(木)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月29日(水)付

元海軍の祖父が腕を押さえて語った姿を覚えているという。「空からの弾が当たってしまったんだよ」。沖縄県金武町立金武小学校6年の仲間里咲さん。沖縄戦から71年の慰霊の日(23日)の追悼式で、今は亡き祖父に祈りを込め、沖縄の方言を交えて詩を朗読した。「平和ぬ世界どぅ大切(平和の世界こそ大切)」と

仲間さんは空飛ぶオスプレイを見て「今は平和なのか」と考えるという。後を絶たない米軍関係の事件・事故。4月には米軍属の女性暴行殺人事件も発生した

同事件を受け公明党は、直ちに在沖縄米軍基地調査ワーキングチーム(WT)を設置。基地の実態調査を行い、日米地位協定の見直しも視野に提言をまとめる方針だ。斉藤鉄夫WT座長は「沖縄の歴史を変えるような提言に」と意気込む

あす30日は、児童12人(1人は後遺症で死去)を含む18人が犠牲となった宮森小学校米軍機墜落事故(うるま市)から57年。再び沖縄は鎮魂の祈りに包まれる。「二度と米軍関係の事件を起こさせない」。公明党の新たな闘いが始まった

基地に反対するだけでは平和は訪れない。「平和には備えを固め、争いを起こさない仕組みを整え、課題は対話で解決するのが大事だ」(山口那津男代表)。参院選で訴えたい。「平和の世界を築くには公明党の存在こそ大切」。(治)