kosukeのきまぐれWORLD

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音楽雑記帳 AZTEC CAMERA「KNIFE」

2008-04-03 22:46:59 | ポピュラーミュージック

つい先日、私がかなり前に書いた、80年代イギリスのロックバンド「The Smith」について書いた記事にご自分の記事をトラックバックしてくれた方がおられました。普段、アイドルとか、その延長線のような記事ばかり書いてる私ですが、大学生の一時期、この手の音楽には異常にハマっていたことを思い出しました。

で、この「AZTEC CAMERA」(以下、めんどうなんで、「アズテック・
カメラ」と表記しますし、アルバム名等も同じく、カタカナ表記します。)、さっき触れた80年代の伝説のバンド、「The Smith」と同じ「ラフ・トレード」というインディレーベルからデビューした、こてこてのアコースティック・ギター・バンドです(などと、私ごときが言うまでもありませんが・・・)。この「ナイフ」は彼らのセカンドアルバムですが、これは、ファーストアルバムを出した後に移籍したメジャーレーベルのWEAからリリースしてます。このあたり、インディーズにこだわる方には「商業ロック」への転身、などという批判もあるでしょうが、作品的には、「ネオアコ」の新たな境地を開いたと言ってもいいかもしれません。当時、一大ムーブメントだった、ネオ・アコ-スティックというジャンルには、「オレンジ・ジュース」や「ペイル・ファウンテンズ」、「エヴリシング・バット・ザ・ガール」など、アコースティック・ギターを前面に出すバンドが主だったのですが、「アズテック・カメラ」のこのアルバムは、ネオアコというにはあまりにもポップ過ぎる。デビューアルバム「ハイ・ランド、ハード・レイン」が、ガチガチのアコースティック・サウンドだったのに比べると、この「ナイフ」は、ポップでメロウな音を全面に出しつつ、ベースにしっかりアコースティック・ギターの響きを生かしてるという、絶妙な音づくりがされています。

それに加え、フロントマンのロディ・フレームがかなりのイケメンと来てますから、その人気たるや、さぞすさまじかったことでしょう!

このアルバムは、ホント、聴いてて心地よいんですよ。その代り、例えば、「ザ・スミス」の信奉者からは、間違いなく「甘ーーーい!」と言って一蹴されてしまいそうなんですが、「ザ・スミス」が好きな私でも、さすがにいつもあのモリッシーの憂鬱な歌声ばかり聴いてちゃ気持ちが滅入ってきますから、その反動みたいな感じで、「アズテック・カメラ」もよく聴いてました。

そんな、「アズテック・カメラ」の2ndアルバム「ナイフ」、もちろん大ヒットしたわけですが、リーダーのロディ・フレイムはこの後、ソウル/R&Bの方向に舵を切って行きます。そのあたりに彼の音楽へのこだわりを感じるのですが・・・まあ、今宵は「ナイフ」のメロウなサウンドに酔いながら、春の眠気に誘われるまま眠れれば幸せでしょうね・・・。

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