kosukeのきまぐれWORLD

アイドルやら音楽やらスポーツやらを好き勝手に語ります。

アイドル雑記帳 つちやかおり「恋と涙の17才」

2007-09-24 10:17:50 | アイドル


つちやかおり「恋と涙の17才」(1982)

ここしばらく、石原さとみちゃん熱が上がりすぎだったので、熱さましに、少し時代を遡ってみます。

かおりちゃん、正直言って、いい意味でつかみどころがないタイプだったと思います。だから、強烈な印象というのがありません。
当時のアイドル生産番組の1つである、「3年B組金八先生」の出身ですね。
でも、かおりちゃんの場合、いわゆるアイドルとはちょっと違う感じでした。
キャピキャピ感がないんですねえ。そういう意味では、ユニークさはあったのでしょうが、時代の空気にマッチしたのかどうか・・・彼女の曲で、ビッグヒットした曲がないということが、その答えなのかもしれません。その分、コアなファンに支えられていたということなのでしょう。

そんなかおりちゃんのデビュー曲が、この「恋と涙の17才」です。
シブいです。シブ過ぎです。まあ、だからシブがき隊のフッくんと結婚したのかどうかは、まったく関係ないと思いますが。
音的には、オーケストラを入れて、美しく仕上がってます。このあたりも、アイドルポップスっぽくないですねえ。
声は、低音が色っぽくて、雰囲気のある声です。でも、全体としてはかわいい系の素直な声質です。
歌も、なかなかにしっかり歌えてますから、デビュー曲としては上出来なのではないでしょうか。ただ、如何せん、曲がシブ過ぎるのと、詞がかなり過激というかなんと言うか・・・。
♪わたし 砂に埋めて どうぞ 張りつけにしたら キスして優しく 上から抱いてね・・・
って、どんな状況??
この曲、洋楽のカバーらしいです。詞も日本語作詞(by湯川れい子さん)とクレジットされてますから、もともと、そういう趣旨の詞なのでしょう。しかし、アイドルのデビュー曲ですからねえ・・・微妙カナ?
それと、最後の♪なぜ、なんにもしてくれないの・・・というフェードアウトが、たまらなく切ないです。

ちなみに、ジャケット写真、時代を表してますねえ。だって、バリバリの「聖子ちゃんカット」ですから。