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100回登っても飽きない金剛山

世界に誇る回数登山の山、金剛山!
大阪府最高峰、年間登山者数120万人を誇る名山を登り尽くす!

金剛山頂には、古事記の舞台も(546回目)

2023-06-10 20:54:21 | ツツジオ谷ルート

金剛山頂にひっそり佇む、矢刺神社。

 

あまりにも小さいのでスルーされがちですが、実は、古事記のワンシーンにも登場する由緒ある神社。

雄略天皇がここで一言主神と出会い、恐れおののき、衣服を差し出したところ(天皇<一言主神)。

それが日本書紀では、雄略天皇と一言主神は、一緒に狩りを楽しんでいます(天皇=一言主神)。

そして続日本書紀では、雄略天皇は一言主神を無礼者として、土佐に流しているみたいです(天皇>一言主神)。

 

時代が下るにつれ、一言主神の扱いがだんだんと粗略になっていくのが、面白いところです。

実は一言主神とは、このあたりを支配していた大豪族、葛城氏の氏神。

すなわち、一言主神とは葛城氏を表わしているとも言われています。

葛城氏は、大和朝廷以前・黎明期の古代最大の豪族で、それが滅んだのは雄略天皇の頃だと言われており、

そのあたりが天皇側から記されているとの説が有力だとか。

 

近所には世界遺産の古墳群があり、ちょっと足を延ばせば、大和朝廷以前の日本の中心地(葛城)があるわけで、

最近、古代史に興味がわいてきております。

他の時代と違って、資料が極端に少ないので、ある意味、考察し放題なのが面白いです。

 

というわけでさっそく、「古代天皇の秘史」をテーマにした本を買ってみました。


将来、私なりの考察をもって、本が書ければ最高です(なんでも、出版に結び付けたがる)。

 

ちなみに今日は、ツツジオ谷ルートから登りました。

先週の大雨で、どうなっていることやら(通行できるのか?)と不安でしたが、まったく問題なし。

ただ、二ノ滝の水量はけっこうなものでした。

滝修行ができそうなレベルの水量でした。

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