カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『反メディア論』 青木理*森達也 現代書館

2017-10-28 08:12:14 | 本日の抜粋
東京の国分寺のとある医院の待合室に"沖縄タイムス"という新聞が置いてあった。
(これは珍しいことで、たいがいの医院では読売を置いてる)
おりしも衆院選後の開票結果を報道したものだった。
1面のトップ見出しは『反辺野古3勝』サブの見出しは『新基地拒否の民意堅持』とある。
本土の報道との温度差がはなはなだしい。
まるで違う国が発している報道のようだ。
ヤマトンチュにはウチナワンチュの心は分からんだろ!と叱責されているような気持ちに襲われる。

ドキュメタリー映画『戦場ぬ止み』(いくさばぬとうどうみ)のナレーターCoccoのコメントにこんなのがある。

   ***
  ギロチンか電気イスか
  苦渋の選択を迫られたとして 
  それはいずれも"死"だ。
  辺野古か普天間かを問われるから
  沖縄は揺れ続ける。
   ***

辺野古基地新設に沖縄行政トップとして反対している翁長知事は以前、自民党の沖縄県連会長だった。
基地受け入れも止む無しの立場だった人間だ。
それがどうして、辺野古基地建設に反対するのか?
変節ではないのか?
ウチナワンチュウ報道ではなかなか分からない、、、。

 ***
 青木 そういえば先日、翁長知事にインタビューする、機会があって率直に聞いてみたんです。なぜ翁長知事は態度を変えたのかって。そうしたら彼は言いました。変わったのは自分ではなく、本土の保守や自民党のほうじゃないかって。
 どういうことかと言うと、最近の自民党政権、特に安倍政権を眺めていて、翁長知事がぶち切れる出来事がいくつかあったと言うんですね。一つは、沖縄戦での集団自決をめぐる日本軍の強制性を高校日本史教科書の検定で削除しようとした動きです。沖縄では「史実の歪曲」と猛反発が広がり、大規模な集会などが開かれましたが、これは第一次安倍政権下の出来事でした。 
 もう一つは、第二次安倍政権発足から間もない二〇一三年四月二十八日の出来事です。ご存知のとおり、㈣月二十八日はかつてサンフランシスコ講和条約(一九五二年)が発行した日ですが、これを安倍政権は「主権回復の日」と位置づけ、大々的な「記念式典」を開きました。安倍首相をはじめとする三権の長はもちろん、天皇まで招いて「万歳三唱」をするというものでしたが、四月二十八日って、沖縄では長らく「屈辱の日」と位置づけられてきた日ですよ。サンフランシスコ講和条約の発効とともに沖縄などが米軍の施政下に置かれたためですが、こんなこと、少しでも少しでも沖縄を知っている者にとっては常識です。
   ***



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