カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『リハビリの夜』より、内部モデル

2011-01-25 18:55:36 | 本日の『リハビリの夜』
「今から思うと、小さいころから私の中には二種類の内部モデルがあったと言えるだろう。
一つは、「健常者の動き」をシュミレートする内部モデルで、もう一つは、等身大の自分の体をシュミレートする内部モデルである。」

徳さんをはじめ、いわゆる健常者という輩の欠点とは何かと言うと、熊谷さんたちがこのように二重の内部モデルの中で苦労している事に、まるで思い至らぬ事が一つあげられる。

障害者の周りには善意の人たちもたくさんいる。
その頂点に立つ人は障害者の親だろう。
8合目、9合目辺りにも多くの人たちがいる。
そういった人達に囲まれ、その障害者は、良い環境に恵まれ、良い人達に恵まれている、ということになる。

しかし、彼(彼女)たちは、熊谷さんたちに「健常者の動き」へ近づく事を進歩、発展と見なし、それへの努力を強要する善意の悪魔かも知れない。
悪魔というのは言いすぎだろうが、無言の圧力者にはなっている。

彼ら(彼女ら)は健常者に一歩でも近づく障害者を期待し、歓迎する。
障害者の等身大の姿を発展させ、より動きやすく、より生き易くすることにはほとんど無関心と言って良い。

けなげな、幼き障害者たちは、周囲の善意二見守られて頑張りすぎるほど頑張るのが常である。

熊谷さんたちが、等身大の自分を実現するのにさえ四苦八苦しているのに、なんてトンチンカンな要求を障害者にしているのかと、深く、深く反省した次第で御座ります。



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