カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『タヌキのてちょう』 東君平 サンリオ

2018-05-17 11:22:29 | 本日の抜粋
図書館のヤングアダルトコーナーにいささか嵌っているいる最近の徳さん。
今度は絵本である。
これがなかなか良いのである。
もちろん作家によるのだろうが、、、。
聞けば東君平さん、この世界では有名らしい。
45歳の若さで急逝された事は多くの児童を悲しませたに違いない。
抜粋はこの絵本で徳さんが特にお気に入りのお話。
知らない人には是非とも読んで欲しい。短いんだし。


  ***
 ふかしパン

ぶたのおばさんは、こどもたちのために、ふかしパンをつくることにしました。
しぼったばかりのおちちをもらってきて、粉をねりました。
「さて、どんなかたちにしようかしら」
ちょうどそこへ、いちばん上の子がもどりました。
「すきなかたちをいってごらん」
上の子はリンゴがすきと、こたえました。
上の子のパンはリンゴのかたちと、きまりました。
ニばんめの子もかえってきました。
二ばんめの子は、すきなかたちをきかれると、
「お星さま」
とこたえました。
二ばんめの子のパンは、星のかたちにきまりました。
三ばんめの子もあそびからかえりました。
[もみじのはっぱ]
すきなかたちをかわいくこたえました。
[きれいなかたちだね]
ぶたのおばさんはよろこんでもみじパンをつくりました。
おしまいに、いちばん下の子がもどりました。
この子はまだ幼いので、すきなかたちをきくよりも、すきそうなかたちのパンをつくってあげるほうが、よろこぶかもしれないて思いましたが、ねんのため、聞いてみることにしました。
[雪だるまのかたちがすき]
いちばん下の子は、うれしそうにこたえました。
きいてしまったおかげで、ふたつづきのパンをつくらなければならなくなりました。
これでは不公平になります。
しかたなく、ぶたのおばさんは、ふたつづきのリンゴ。
ふたつづきのお星さま。
そして、ふたつづきのもみじのはっぱと、ぜんぶふたつづきにしました。
いちばん下の子は、きょうだいから、ほめられました。
  ***

カイロジジイのHPは
http://chirozizii.com/


そして、なんでもブログのランキングというものがあるそうで、以下をクリックするとブログの作者は喜ぶらしい。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


人気ブログランキングへ



PVアクセスランキング にほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿