カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

日本と戦う

2009-02-27 17:08:20 | 本日の抜粋
 
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西部  マクロ的に言って、日本人は戦後、アメリカに対する恐怖心と依存心、それがアマルガムになって、そこに国民心理がズブズブ浸かってきた。ですからアメリカが怖いし、アメリカの言う通りにしなくちゃと思う。同時にアメリカに依存してますから、これはもうアメリカから何か命令が来ればアメーバーのようにすぐ反応するんですよ。(中略)
 アメリカに対する依存と恐怖と言いましたけれども、これはアメリカに限らず、企業や経営者に対して従業員が持っている依存と恐怖、その他もろもろも同じです。(中略)
宮崎  アメリカに対する依存と恐怖というものは一つの心理の中で通底しているんです。逆に言うなら、だから嫌らしいんですね。
 あらゆる日米間の問題に関してメディアの中で議論する際に、メディアの論調の根底には「日米同盟は善だ」という暗黙の了解があるために、誰も彼もが「私は日米同盟に賛成します」というエクスキューズをしてからでないとものを言わないんです。だから本質的な議論ができず、部分的な議論ばかりになってしまう。
 この構図は他の問題にも及んできていて、例えば郵政民営化問題についても、「郵政改革に私は賛成だけれども」というエクスキューズをしてからでないと意見を言わなくなってしまったんです。
 この腰の引け方が私はどうにも気に入らない。

鈴木 宗男  宮崎 学  西部 邁 『日本と戦う』より 講談社

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いつの頃からか本の買い方が変わった。ほとんど買わなくなったと言ったほうがいいかもしれない。
長年手元に置いていた本を古本屋に持っていったところ、以前の感覚はなく、これぞと言う本にとんでもない安値をつけられた。気に入った作家の本にも馬鹿みたいな安値が付いていたりする。自分で持っているにも関わらずあわてて買ったりして、、、。

普通の本屋さんに行っても、飾りつけばかりで、買いたい本を決めている時はともかく、時間をかけて物色する気にはなれなくなった。

そんなこんなで、本は図書館で見つける。ブックオフで105円のコーナーだけを物色する、という味気ないものに変質してしまった。

その徳さん愛用の105円コーナー。
105円だから買ってみる本というのが当然ある。
それがこの本。
お3人に失礼だって!
う~ん。そうかも知れない。
だけど、しょうがないでしょ。
こんな、一見むさ苦しいおっさんたちの鼎談を普通の感覚では読む気がしないでしょ。
これも、おっさんたちが批判しているマスメディアのビジュアル追随の結果なんでしょうな。徳さんもマスメディアに汚染されてる。

ともかく、日頃政治などに興味のない徳さんにとっては、松下政経塾出身の代議士批判、世襲議員批判など、いくつか参考になり申した。