カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

のっぽ腰痛な、エっくん

2009-02-25 20:11:29 | 本日の患者さん
徳さんが逆立ちをしても、エっくんの腰痛は味わえない。

エっくんの身長は180センチを超えている。
最近若者の身長が急速に伸びたからと言って、日本ではのっぽの人に対するインフラが追いついていない。
お気の毒なことである。

作業台があったとして、それは低すぎる。エっくんは腰を曲げて作業せざるを得ない。
かくして、エっくんの腰椎の並びはあるべき前湾を失うだけでなく後湾になってしまっている。
エっくんの腰椎を触診するまでもない。
“恐竜の背中”と徳さんは呼んでいる。
実際に恐竜のそれを見たわけではないが、エっくんの背骨を実際に触れると、そのぼこぼこした感触は恐竜の背中と思えてくるのだ。

エっくんの背筋は必要以上の労働を強いられていることになる。疲れやすく、腰周りの筋肉は緊張しぱなっしになっている。限度を超えれば強い腰痛が待っている。
若いエっくん。もうすでに3回激しい腰痛に見舞われたことがあるそうな。
椎間板にも異常な角度で圧力が掛けられ続けることになり、その末路には椎間板ヘルニアが待っている。

いいかげんエっくんを脅し上げたところで、エっくんには脚を組む習慣を止めることを誓って貰いやした。
屈まざるを得ない作業が一段落した時点で伸びをしてもらうことも誓って貰いやした。

注文ばかりで、ごめんね、エっくん。