カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

ダブルパンチな、ゥイちゃま

2009-02-04 20:58:18 | 本日の患者さん
ゥイちゃまは咳風邪を引いている最中にぎっくり腰になった。

椎間板ヘルニアの検査に、空咳をしてもらうのがある。腹圧をかけて痛みが出るかどうか調べるものだ。腰が痛いと訴えている人に要求してるわけだから、ごく控えめに咳をするのが皆様の知恵というものだ。

しかし、しかし、ゥイちゃまの場合。
ナンマンダブ、ナンマンダブ。

ゥイちゃまのする咳は、意思に関係ない。
こみ上げてくる咳の発作をこらえようとすれば、次に控えているのは、大津波級の咳である。その度に腰に鋭い痛みが襲ってくる。
その事態を把握した後は、押し殺したような咳をなるべく分散するように試みるしかない。
しかし、咳の本性はわがままで、咳の欲望に応じて咳をしない限り許してはくれない。無間地獄の始まりである。

咳というものは、思っている以上に肉体を酷使する。
くしゃみでさえも横隔膜付近の風速は秒速数十メーターと聞く。偉大なる全身運動である。
一方、ぎっくり腰の最善の処置は安静である。
何たる二律背反であることか、、、。
ナンマンダム、ナンマンダム。