カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

NORAH JONES

2009-02-24 18:27:29 | 本日の楽曲
このところ音楽に関してだけは、徳さん、青春している。還暦過ぎて、、、、。

事の発端は、新井英一というおっさんのブルース歌手だ。
『オオカミ狩り』というどすの利いたCDに出会って、いいな、いいなといろいろ漁っているうちに、自分でも口ずさんでみたいな、という曲があった。
「二月のソウル」
軽快で、渋くて、どこか物悲しい。在日韓国人、新井英一ならではの心情がにじみ出ている唄だ。
その新井英一、徳さんにとっては一つだけ欠点がある。
どすの利いたしわがれ声にくせに、キーが高いのだ。CDについて唄うことが出来ない。カラオケ屋さんには当然、マイナー曲として無視されている。

どうすればいいか?
自分で楽器を始めるしかない。自分用にキーを落とせるからだ。
徳さん、ギターを選んだ。

恥ずかしながらギター練習を始めたんだよと、患者さんにしゃべっているうちに、ギター好きな兄ちゃんが数人、参考書をコピーして持って来てくれるやら、CDやDVDを貸してくれたり、果ては今使ってないからとエレキギターを置いていったり。施療室に置いてあるギターで見本演奏だってあり。音楽環境が一人歩きしてくれてる。有難たや。

おかげで、狭く肩肘張った徳さんの音楽の好みが、乳軟剤を浴びせられたように、この短期間で範囲が広まった。

このノラ・ジョーンズもそう。
このアルバムの〝I've Got To See You Again〟が特にお気に入り。旋律と彼女の声質にサンドイッチされ徳さんはご満悦。