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I love Chiee!

chieeと私のバトルな日々

コメントについて

コメントは公開していませんが、私にはメールで届くので、すべて読ませていただいています。ご意見・ご感想・ご質問、何でもお寄せください。必要に応じて、記事、メール、あるいはお会いしたときにお返事させていただきます。

カリズマティック・アダルト

2010-01-12 00:45:32 | welfare
とりあえず昨年最後の実習日誌を作った。

あと3日で、レポートを1本仕上げて送らないといけない。

テーマは「広汎性発達障害」

何度本を読んでも理解しづらいところがある。

そもそも図書館では、「福祉」のカテゴリーでは専門書を見つけることができなかった。

どこで探すかというと、まず障害者教育のところ。

そして医療の分野。

こんなだから「SSW」だって拡がらないのだ。




今日は1冊の本をずっと読み続けていた。

やっぱり発達障害は奧が深い。

私が読んだ本は分筆されていて、執筆者によって、「広汎性発達障害」の捉え方が微妙に違うのが判る。

明日、あと2冊借りてきた本にざっと目を通して、明日にはレポートにとりかかろう。

水曜は実習のあと、講座を受けに行こうと思っていたが、ちょっと無理そうだな。

さて、今日読んだ本の中にタイトルの言葉を見つけた。

そのまま訳すと「カリスマ的な大人」となるが、具体的には「子どもを包み込むようにして支えながら、ときに厳しくときに優しく子どもと対峙し、導くことのできる大人」を指すという。

これは、2003年にアメリカの臨床心理学者がADHD児サポート団体の基調講演で使った用語で、法律も教育制度も薬も行動療法も大事だが、それでも一番大切なことは「子どもが全幅の信頼を置くような大人、カリズマティック・アダルトに私たちがなっているかどうかだ」と話したと紹介されている。

かつて、発達障害という概念がない頃から、知的遅れはないけれども「気がかりな子」の存在はあった。

その子たちは、家庭で、学校で、学級で、そして地域で包容されていた。

それはそうしたカリズマティック・アダルトがどこにでもいて、彼らを支えてくれていた。

そう言われると私が子どもの時はそうだったと思える。

社会のつながりが希薄になっていって、人と人の関係が希薄になっていって、システムや法律が必要になってきた。

教育だけでなく、医学的介入、福祉的介入も必要になってきた。

それでもカリズマティック・アダルトは必要だ。

そしてそれは発達障害だけの領域だけではなく、子どもを取り巻く環境、病気や障害を持つこども、虐待や問題行動においても必要な存在なのだと思う。

大人が機能していない。

社会が機能していない。

その被害に遭っているのが子どもたちだ。

それが社会の病理なのだと思う。


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話してみないと

2010-01-09 00:35:56 | welfare
年末に約束した課の上司との食事会が急遽実現した。

仲のよい職場の友人ふたりを誘って4人で。

今日は実のある時間だったなあ~

やっぱり人って話をしてみないとわからない。

人となりって。

それに、いろいろアイデアは出るじゃない?

しかも暴言につぐ暴言。

みんな言いたいこと言ってる。

ああこんなこと思ってるんだなあ。

課長も楽しそう。

仕事の話。

ソーシャルワークの話。

システムの話。

職員の意識改革。

チームで動くこと。

こういう話題が話せるメンバーにはなかなか会えない。




あるクライエントを訪問したときの話をした。

思いがけなく自己開示を始めたこと、今まで誰にも話せなかったことを吐き出すように語ったこと、話を切ることができず困ったこと。

その話をした後、課長はこう言ってくれた。

「得をしたね」

びっくりした。

「普通なら聞けない話だからね」

確かにそうかもしれないな。

時間は限られているけれど、自分が入り込みすぎたり、抱え込まない覚悟があるなら、どんどん引き出していきたいと思うんだけれど。

でもそんな風に言った課長もすごいとおもったし、そう言ってくれた課長の言葉がうれしかった。

またこのメンバーで行けたらいいなあ。

気の合う仲間の中で仕事ができるのは、ホント幸せだと思う。





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十字架

2009-12-28 22:56:42 | welfare
今日は、職場の友人と3人で職場の近くの居酒屋で食事をして帰ってきた。

少人数だと普通の宴会ではできないつっこんだ話も込み入った話もできて、すごく充実した時間を過ごした気がする。

ある夫婦の話をした。

それは十字架を背負って生きているふたりの物語。

人生は重い。

とても重い。

ふたりは真剣に聞いてくれて、真剣に自分の考えを述べてくれた。

正解はない人の人生。

人の価値観は、物なのか、お金なのか、心なのか。

幸せのかたちはひとつではないことを改めて考えたりする。

真剣に語れる仲間との時間は楽しい。




帰ってきて玄関を開けると、向こうでchieeが叫んだ。

「どっち?」

失礼な!

おかあさんに決まってるだろっ?

…でもないか^^;


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音楽の力

2009-12-18 00:31:04 | welfare
今日は、ピアノとフルートの演奏を聴きました。

音楽はいいですね~

クラシックや辻井伸行さんが6年生のときに作られた曲と一緒に、いきものがかりの【YELL】や絢香の【みんな空の下】を演奏してくれました。

歌詞を配ってくださったので、それを見ながら聴いていました。

歌は自分の心境とシンクロするのだそうです。

なので、悲しいとき、寂しいときは、そういう曲を聴きたくなるのだそうですよ。

またそれでいいのだと。

私もそれでいい気がします。

最近は歌に勇気づけられたり、共感したりすることが多いです。

毎日いろんなことがあって、いろんな対応をして、いろんな自分がいて、感情も揺れて、いろんな意味で溢れそうになることがありますが、何があっても時間は過ぎるし、それなりに事は進んでいく。

それこそ【時の流れに身をまかせ】でしょうか。

ま、いろんなことが起きますね。

へこたれずに頑張ろう。


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あー疲れた(訂正・追加あり)

2009-12-13 01:50:04 | welfare
朝からスクーリングへ行き、仲間の話を聞いていろいろ考えさせられました。

その彼女から

「あなたに会えたことがこの養成講座で一番の収穫だったわ」

と言われ、単純な私は、折れかけた心を立て直したのでした。

前途多難なSSW。

でも最後まで頑張らないと。

スクーリングが終わったので、あとは実習とレポート1本を残すのみです。




帰ってきてから家の片づけをして、また夕方から出かけました。

内輪の食事会に誘っていただきました。

今日は友人が子どもを連れてくるとのことだったので、chieeも一緒に連れて行きました。

年上の方が多かったのですが、いろんなことを聞いていただいたり、教えていただいたり…。

ひとりの女性はずっと児童福祉に関わっていた方で、児童福祉に行くことを希望している私はずっとお会いしたいと思っていて、今日はいろいろ伺うことができて有意義な時間でした。

またお会いしましょう!と約束して別れました。

今の職場で福祉職の先輩や同僚とたくさん話をする機会が増えました。

人と人がつながって、こうしていろんなことを学べることは、本当にすばらしい経験で、とてもとても楽しい時間なのでした。

子どもたちもいつの間にか仲良くなっていて…

「おかあさん。今日はまた友だちがふたり増えたよ!」

私はこういう表現ができるchieeの感性が大好きです。

「スケートと花園公園で遊ぶ約束したよ」

そだね、連れていかないとね。




昨日、急な連絡が入り、3月の定例会の準備を進めていかないといけません。

ついでに6月のことも。

あ、その前に来週のカーボカウントの勉強会の連絡と準備だ。

やることが多すぎて頭の中がぐるぐるしてきました。





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雇用保険の現状と課題

2009-12-11 00:43:30 | welfare
今日、初めて弁護士会館に行きました。

敷居が高かった…

貧困問題をいろんな視点から扱った一連の市民講座を聴きに行ったのですが、内容もハイレベルと思えば、聴講者もハイレベルでした。

だってあんな難しい話を聴くのに、誰も寝てませんでした。

質問もハイレベルでした。

もう少し理解していたら、なかなかおもしろい内容だと思いました。

ざっくり言うと、雇用保険がセーフティネットとして機能していないということだったのですが。

言われてなるほどー!と思うことがたくさんありました。

社会保障と言っても、いろんな角度から知ることが大切ですね。

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仕事-美術館-講座

2009-12-05 00:57:02 | welfare
3週連続で天王寺へ。




今日は仕事を少し早めに切り上げて、特別支援教育講座を受講する前に、大阪市立美術館で開催されている【小野竹喬展】を観に行ってきました。

人の少ない晩秋の天王寺公園はどこか侘びしくてさびしくて、でもなんだかほっとする風景でした。

私はこの画家のことは全然知りませんでしたが、心和むひとときとなりました。

空の青、海の碧、せせらぎの蒼、森の緑、葉っぱの朱。

四季折々の日本画独特の色合いは、何とも言えない雰囲気を醸し出します。

ひとりの画家の美術展は、その方の人となりや画風の変化も解って、私は○○美術館展より好きです。

ただ興ざめだったのは「5時で閉館しますので、お急ぎでお回りください」のアナウンス。

ま、お役所だから仕方ないか…。




終わって、少し時間をつぶして、講座を受けてきました。

「障害のある子どもだけでなく、すべての子どもに解りやすい工夫を」「ユニバーサルデザインのような教育を」

以前に話された先生と同じことをおっしゃるのに表現が違う。

まだまだこの分野がきちんと確立していないと感じました。

でも今日の先生は、ご自身の子どもさんも軽度障害があり、また教師として発達障害児の教育支援を実践されてきた先生で、説得力もあり、なるほどと思わされることがたくさんありました。

ソーシャルスキルやコミュニケーションスキルを重視されていて、積極的に取り入れられており、思春期までに大切なこととして以下の点を挙げられました。

1)自己肯定感を育てる→受け止められる安心感
2)自己認知(障害受容ではない)→自分の得意なこと苦手なことを知る
3)苦手なことは助けを求められる→助けがあれば「できる」
4)他者との違いを知り、折り合いをつけられる→幼児期からのとりくみ

講座は実は9月から来週金曜まで連続で開催されているものですが、私は今回が最後でした。

15回のうち、5回参加しました。

どの内容も充実したもので、特に発達障害について、教育という視点から学ぶよい機会でした。

講師のみなさま、ありがとうございました。




今日はお昼にちょっといいことがあり、幸せで充実した一日でした。



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「貧困」の新聞の記事

2009-11-29 17:06:31 | welfare
レポートは何とか明日送れそうです。

ほっとしましたが、まだ実習日誌が残っています。

いつまで続くんだーと思ったりもするけれど、いくつになっても学べることは幸せなことだと思います。



今日の新聞を読んでいたら、「貧困」がテーマの記事が3本も載っていました。

これほど豊かな日本で「貧困」が語られることがとても不思議だったりするけれど、これは日本の現実であり、世界の現実なのです。

テーマは「子どもの貧困」「ワンストップ・サービス」「世界の貧困」と内容は様々でしたが、共通して思ったのはやはり「連鎖」ということでした。

それは世代間の連鎖であり、日本の社会構造上での連鎖であり、世界の経済連鎖なのです。

ワンストップ・サービスとは、年末年始の失業者対策で全国のハローワーク77カ所を拠点に実施される相談事業です。

生活保護直結ではなく、第2のセーフティネットとなる社会資源が有効活用されるように開設されるようです。

うまく機能するといいですね。

もうひとつ世界の貧困についての記事は、アメリカの経済学者と勝間和代さんの対談だったのですが、目から鱗でした。

専門的で(私には難しすぎて)長くなるので内容は割愛します。

貧困対策は一時的で単なる施し的な支援になってしまうと、連鎖を繰り返します。

解消(解決)に向けた施策は、その概念を覆すくらいの視点や考え方の変換が求められるように思います。

所得の再分配についても、日本はまだまだ再構築・再検討の余地があるように思います。




事業仕分けがとりあえず終わりましたね。

「公開」されたことで、議論に上り、一定の評価や成果はあったようですが、取り上げられたのは全体の15%の案件で、肝心な財務省などへの切り込みがなかったことや、経済レベルだけで検討してはいけないものが挙げられたり、様々な課題も浮き彫りになりました。

先週の「たかじんのそこまで言って委員会」では最近よく出てくる元官僚の大学の先生が評価できないと言っていました。

私はなるほどーと思いながら聴いていました。

多様な視点で考えることは本当に大事なことだと思います。

私は経済のことはほとんどわからないけれど、各論で見てもなかなか興味深いことがあるなあと思う今日この頃です。

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すごいことになってる(汗)

2009-11-29 00:18:47 | welfare
私は整理整頓はあまり上手くないが、救いなのは定期的に片づけること。

なのに…今はこの始末。

読もうと思って読めてない本、教科書、参考資料。

SSW関連の書類、ファイル、書きかけのレポート。

受講した研修や講座の資料、未整理の書類。

間に新聞や郵便物も混じって山積みになってる。

そのうち分類して整理するのも面倒になってしまいそう。




今日は午前中はスクーリングで、午後からは公開スーパービジョンに参加したかったが断念。

SSW受講仲間とランチをして、早々に帰宅して最後のレポートに取り組んだ。

おそるべし、発達心理学。

おそるべし、エリクソン。

そもそもモラトリアムってなんだ?

何度読んでも、意味わからん。

でもどうにかこうにか1200字にまとめた。

明日1日あれば、読み返して修正かけて原稿用紙モードに変換して発送準備して、何とか月曜の消印に間に合うだろう。

いっつもこんな感じ…実は小学校の宿題も夏休みの課題もこんなだった気がする。




それより、家の中も片づけなきゃ。

我が家にはもうひとり「片づけられない女」がいるからね~







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疲れました…

2009-11-27 22:02:55 | welfare
2週続けて天王寺へ。

でも今日は飲み会ではなく、特別支援教育の講座を受講してきました。

仕事が押して少し遅刻しました。

昨晩も寝たのは2時すぎで、今日は座って話を聴く状況が仕事・講座で計4時間で、睡魔との闘いでした。




特別支援教育はレポートを書くにあたって何冊かの本にも目を通しました。

この連続講座で他の先生のお話も伺いました。

支援の必要な子は多様で、個別のニーズに添った支援が求められます。

が、おそらく、専門知識や技術を持つマンバワーは不足しており、現場は混乱しているのではないのかなあと感じます。

ここは教育現場の研修ですが、福祉分野の専門用語がたくさん出てきます。

一方で新しい概念や新しい用語は認識(使用)されていません。

教育と福祉の連携や協働はまだまだこれからだということなのでしょう。

特別支援教育は、障害児対応に特化されたものかもしれませんが、こどもの問題は不登校、虐待、問題行動、非行など本当に多岐に渡り、複合的であったり、どちらかの課題が誘因であったりもするので、SSWの存在や役割も認識してほしいですね。

もっと啓発を

もっと普及を

こどもたちの未来のために。




明日は久々にスクリーングです。
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パープルリボン

2009-11-25 21:06:06 | welfare
今日、11月25日は「女性に対する暴力撲滅国際日」で、東京タワーがパープルにライトアップされるそうです。

「女性に対する暴力をなくす運動」は、夫・パートナーからの暴力、性犯罪、セクシャル・ハラスメント、ストーカー行為等女性に対する暴力を根絶しようと内閣府男女共同参画局が提唱しているもので、11月25日の「女性に対する暴力撲滅国際日」までの2週間、この運動を呼び掛けています。

ちなみに、ピンクリボンは乳ガン撲滅運動、レッドリボンはHIVへの理解と支援、グリーンリボンは移植医療の啓発、そしてブルーサークルは糖尿病の啓発活動、きっと他にもあるのでしょうね。

紫に輝く東京タワー見てみたいなあ。


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学ぶことの多い1日

2009-11-19 00:25:22 | welfare
今日は実習の日。

久々に小数点のわり算をしたり、英語をしたり、制作活動をしたりしました。

今日は指導の先生と少しお話しする機会があり、この先生がSSWの役割や意義を十分に理解してくれていることを実感し、とてもうれしく思いました。

やはり学校現場や先生方が理解してくれることが、SSWが拡がる第一歩なのです。




カウンセラーの先生からのお話では、「語りすぎる子ども」へのアプローチについて教えていただきました。

普通は聴きましょう。耳を傾けましょう。という話に終始するのですが、この助言は新鮮でした。

そして言葉数が多いということについて、いろいろ考えさせられました。

私自身が伝えたいことが多すぎて、どうしても理屈っぽくなったり、メールが長くなったりする傾向がありますが、実は肝心なことがなにも伝わっていないということがよくあります。

伝える努力は大切だけれども、伝える工夫も大事なのだということを、再認識しています。

まだまだ先は長いです…少しずつですが、感性を研ぎ澄ませて、頑張っていきましょう。




夜には事例検討会に参加しました。

いい出逢いを、と思ったら、やっぱりこういうところに出て行かないといけないなあとつくづく思いました。

今日の提出者はとても若く経験も浅い青年でしたが、あとでいろいろ話してみると本当にすばらしい感性を持っているコでした。

もっともそう感じたのは、最初からそうだったのではなくて、今の上司との出逢いから多くのことを得、感じるようになったということでした。

出逢いが人を変える。

誰かの背中を見て、影響を受けて、援助者としての気づきがあり、援助者として育つということはとてもすばらしい感性だと思うのです。

私はまた若い彼の言葉からたくさんのことを学びました。




私はこういう出逢いのたびに、chieeにもこういう感性を持って育って欲しいと思います。

今日は本当によい事例検討会でした。

ちょっと元気がないんですけど…明日も仕事頑張りましょう。










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SSWの講演会

2009-11-14 11:02:55 | welfare
忙しい1週間が無事終わりました。

今日はお昼からSSWの講演会があり、参加してきました。

初めてお目にかかる先生でしたが、SSWについて社会やPTA、学校現場に知っていただくにはとてもわかりやすい内容のいい講演会でした。

この先生ご自身が臨床心理士でもあり、スクールカウンセラー出身で、「話を聞くだけでは問題は解決しない」と感じて、SSWに転向したようです。

それは多くの方が言われることですね。

私も、教育現場や家庭が抱える複雑多様化した課題は、チームで対応すべきだし、そのための環境調整や助言を行っていくSSWの役割は現状では高いニーズがあるのではないかと思います。



お話の中ではいくつか印象深い言葉がありました。

・子どもは話をきいてもらえないことで見捨てられ感が強くなっている。
・今の子どものしんどさは「集団のしんどさ」にある
・親と教師が手をつなぐことの難しさ
・子どもは自分で解決したいという気持ちを持っていて、大人の役割はそれを引き出してあげること
・生活リズムができていないことが自立力や生きる力の低下の根本的な原因となる
・子どもの問題行動は愛着障害による、見て欲しい、関心を持って欲しいというサイン
・子どもが健全に育つためにはたくさんの大人の「目」(=関わること、地域力)が必要
・子どもたちには自分たちが生きている「証人」となる大人の存在が重要



とても簡単なことのようで、今の社会では容易ではないことが問題を複雑かつ深刻にさせています。

私にはしては珍しく質問をしたいと思ったのですが、おかあさんパワーには負けました。




いったん自宅に戻り、夜になって友人と会うためふたたび電車に乗りました。

ホームで職場の他の課の上司とバッタリ!

児童の貧困についての講演を聴きに行くと…約束がなければついて行きたかったー!

でも久々に話ができて

「頑張ってるなー!」

と言われて気をよくして、友人と楽しい時間を過ごしました。

いろんな人に元気をもらえて幸せです。





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涙腺

2009-11-08 00:11:40 | welfare
今日はお昼の研修をパスした。

その代わり、実習日誌や来週水曜の原稿も仕上げなきゃいけないのに、何をしていたかっていうと…

爆睡でした、2時間も。

それだけ疲れてるってことなんだろうな。

夕方から難波のOCATへ。

ずーっと昔に、一度だけここでDMVOXをやったことがある。

まだ定例会の回数が1桁の頃。

それ以来だった。




今日は不登校に関わってきた先生のお話を聴いた。

不登校にもいろんなレベルがあるのだということがわかった。

とにかく子どもが元気になること!

シンプルな先生のメッセージはすばらしい。

先生がスクールカウンセラーとして関わっていた頃の、子どもたちの写真や手紙が紹介された。

それを見ているだけで何だか涙が出た。

昨日は田尻くんのコメントで。

火曜日は、西谷文和さんが紹介された、「We are the world」とともに流れたイラクの子どもたちの映像でも涙があふれてきた。

最近、涙もろくなってしまったのかな。

それとも、疲れて不安定なのかな。




明日はスタッフ会議に出るため京都に行く。

いい天気になるといいな。



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有意義な時間

2009-10-23 23:31:11 | welfare
今日の特別支援教育の講座はとても有意義な時間でした。

先生の話し方や内容や進め方はもちろんですが、何より、構成が抜群でした。

PPTを使われたのですが、配布資料とプレゼン内容を敢えて変えてあるのです。

受講者はずっと下を向くことはなく、PPTのスライドを見てはみな声を出してうなずくといった感じで、睡魔が襲ってくる間がありませんでした。



後半はグループワークを行い、受講者と交流する時間がありました。

受講者のほとんどは教員だと思いますが、私たちのグループは教員は少なく2名だけで、介助員1名(介助員て?)、心理職1名、そして私でした。

教員の先生方は、こういったグループワークやケース会議には慣れているのでしょうか?

私はそうではないように感じました。

また、ひとり気になる発言をする人がいました。

私は自分からファシリテーターを引き受けたので、この人をいかに扱うかを考えていました。

でも皆さんから見ると、私も胡散臭い人だったかもしれません。

自己紹介の時、

「私は福祉職の相談員で、現在はスクールソーシャルワーカーの勉強をしています。社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持っています」

と言ったのですが、きっと先生方にはほとんど私が何者かは理解できなかったと

思います。

仕事も明らかにしなかったし、

スクールソーシャルワーカーってなに?

社会福祉士って?

精神保健福祉士って?

たぶん、こんな感じだろうと思います。

私が、「特別支援教育コーディネーター」という言葉をしらなかったのと同じかもしれません。

それが教育と福祉の現状なのです。

たぶんchieeのクラスでも配慮の必要な子たちについている先生がおられますが、そういう方のことなのかな?とは思いました。




今日の講義の中でもっとも印象深かった言葉。

それは「ナチュラルサポート」でした。

特別な支援・サポートではなく、ふだんの学級運営の中でやれるなにげない先生のクラス作り、支援のあり方を示す言葉でした。

1.全員が静かにできること 
    それができない子がいたら留意

2.必要なものが机にある
    その時間の授業の教科書やノートが出ていない子に留意

3.教室環境
    私物が散らばっている、ゴミが散らかっている、靴を脱ぐ子に留意

そしてできない子には声かけをしてしていき、統一行動ができない子は個別の支援を考えていくのだそうです。

それから、

・黒板の周囲には紙などを貼らない
・黒板に字を書くときは赤などを使わない
・板書に配慮(書く場所を一定にする、マグネットを利用する)

など、一定のルールを作ったり、わかりやすい授業を工夫することで、子どもはよい影響を受けるとのことでした。

特別の配慮よりも、まずすべての子どもの個性を尊重しつつ、学習活動への参加を平等に保障し、発達課題を達成していく…そんな【インクルーシブ教育】こそが、これから教育に求められるものだと思います。



ここではスクールソーシャルワーカーなんて言葉はひとつも出てきません。

それだけ【教育福祉】のフィールドはまだまだ系統立っていないということでしょう。

ここ最近忙しくて大変だけど、こうした視点からも学ぶ機会があって本当によかったと思います。



今日の先生のことは忘れません!






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