去年の今頃は北九州にいました。
1年を振り返る余裕もなく年を越しました。
大阪に戻ってきてからも、精神保健福祉士の試験を控えて、1年どころか自分のことや周囲のことに思いを巡らせることもなく過ごしていたのが、1年前のブログを読み返してもよくわかります。
ここ数年は多くの出逢いによって、自分の人生、生きること、病や様々な障害と向き合うこと…本当にいろんなことを考えさせられることがあるのですが、今年はとりわけ意義深い1年でした。
chieeが生まれてから人生の模索は続き、糖尿病医療の視点から始まって、私は対人援助職の道を選びました。
DMVOXでは1型糖尿病の患者さんや糖尿病医療に関わるドクターや医療職との出逢いが中心だったのが、今では、まったく別の観点から、困難を抱える人々と接する機会が増え、クライエントだけでなく、様々な福祉機関・医療機関・精神医療・福祉行政に関わる人々との出逢いがあり、この1年は本当に密度の濃い1年でした。
今年は「小さな会(勉強会&交流会)」を3回実施することができました。(青野先生、望月先生、和栗先生、広瀬先生、ありがとうございました)
寺田町にスタッフ以外の方が勇気を出して「初めの一歩」を踏み出してくれたことは、とても意義のあることだと感じています。
職場では、私自身の生き方や考え方を振り返る機会となる【出逢い】がありました。
直接の上司ではない方やチーム以外の同僚とも話す機会が増えました。
研修や講座もたくさん受け、本当にいろんな方のお話を聴きました。
単なる【出逢い】から【縁】へ。
それは、性別も、世代も、時限も、物理的な要素も、それぞれの置かれる状況も超越するものです。
そしてある日突然訪れたり、気づけばふとそこにあったりする、本当に不思議なものです。
人は人の中でしか生きられない。
いえ、だから人は生きていける。
改めてそう考える1年でもありました。
もしかしたら同じくらいつらいことがあったかもしれないけれど、最後は出逢ったすべての人に感謝の思いを込めて1年を締めくくりたいと思います。