「やったね!」
何かと思ったら、
「嵐のアルバム発売が決定!」
どーでもいい情報だった。
「お金あるの?」
「おかあさん!
いざとなったら貸してね」
「その『いざ』ってなにさ?お小遣い貯めなさい!」
「うん、でも…この前さ、おやつはおかあさんが買ってくるから、お小遣い2000円から1000円にされたけど、あれ、1500円にしてくれない?」
「だってあんた、おかあさんが買ってきたおやつ食べるじゃん?」
「…。
じゃ、それ、
控えめにするから!」
ひ、控えめって…食べないとは言わないんだね…
「ひ、か、え、め!ほらアイスは1ヶ月5コまでとか。」
「じゃ、行動も見させてもらうわ」
「わかった。朝ちゃんと起きて、ご飯終わったらすぐ歯を磨いて、宿題は帰ってきたらすぐやって、パソコンは1時間までで頑張る!」
「あんた、ちゃーんと自分がやらないといけないこと、自覚してるんだ!」
「じゃ、よろしくね!」
なーんか現金なヤツ。
「でもこの前尾木ママが子どもはお金で釣っちゃいけないっていってたなあ」
そういうとchieeは
「私はお金じゃないと動きませんよ!だって
がめついもん、私」
とまで言い切るどこまでもかわいくない5年生なのである。