孫の手

「chieeちゃん、孫の手探すんだけど見つからないから、ちょっと背中掻いてくれる？」

うーちゃんがそう言いながら向こうからやってきた。

chieeは私の方を見て、自分を指さしながら

「ほんものでってこと？」

とつぶやいた。

サンタさんへ

「サンタさんへ

さっき、またはきのうプレゼントくれてありがとう。

あのね、私はサンタさんのこと【だいすき】なんだよ。

だから【ありがと！】しなきゃ！

サンタさんとわたしはこれからも【なかよし】だよ。

じゃあ、トナカイさんにも【よろしく】ね。

にんげんのchieeより」

うーちゃんと有馬記念

昨日の午後のこと。

うーちゃんが大阪にやってきた。

私がうーちゃんと話をしてると、chieeがおとうさんに

「またおかあさんとうーちゃんがケンカしてるよ」

と言いつける。

おとうさん：「あれ、けんかやないんやで。普通の会話なんやで」

しかも本当にケンカ売ってると、間に入ってきて

「おかあさん、親は大事にせなあかんのよ。おこったらあかん」

となだめにくる。

「どっちも悪くないからね」

と私にも気を遣いつつ…あんたは仲裁がうまいねえ～

するとおとうさんが横で余計なことを…

「おかあさんとchiee。おかあさんとうーちゃん。おかあさんとおとうさん。ケンカの中心は決まってるなあ」

「まーっ人聞きの悪いっ。怒らせてるのはみんなでしょっ！」

と言いつつ、ちょっと痛いところを…



しばらくするとテレビ競馬ファン（見るだけ～）のうーちゃんが叫ぶ。

「あ～っ！そういえば『インパクト』はどうなったかしら…！」

chieeが応えた。

「え～っ、ディープがなに？」

このふたりらしい、よくわからん会話だけど、chieeちゃん…インパクトでわかりますか…

あんたって競馬にも造詣が深かったのね…

クリスマスプレゼント

おじいちゃんがプレゼントしてくれる予定だった、「夢ネコスマイル」はどこにいっても売り切れで、後日のお楽しみとなりました。

ざんねーん！

その代わり、おとうさんが赤い包みを持って帰ってきました。

「これ、おじいちゃんちの玄関に置いてあったわ」

「何やろ…」

包みを開けると、【たまごっち　あみぐるみパーク】でした。

「わーい！」

「サンタさんが、夢ネコスマイルの代わりに先に持ってきてくれたんだねー！」

chieeは、奥の部屋にいるうーちゃんのところに走っていって

「うーちゃん！サンタさんが一足先にプレゼントを持ってきてくれたんだよーっ」

と報告に行きました。

ひとあしさきに！かぁ～

わがふるさと

また最近、ハート山の話がよく出るようになりました。

とうとう、

「わがふるさとハート山ではね…」

そっかー

そーだったのかー！

やっぱりあんたの前世はハート山で昭和を過ごしてたんだねー。

そーじゃないとまず、その言い回し自体が出てこないよね…？



写真は昨日作った（デコレートした）ケーキです。

子どもの感覚はまさに…

粘土遊びです…

ほっぺのクリームは、ご本人さんの演出です

お餅つき大会

今日はお餅つき大会が保育園でありました。

chieeも最後に少しつかせてもらいました。

白いお餅、よもぎ餅、エビ餅を買って帰りました。

保育園の男の先生はつき手で大活躍です。

chieeは帰りの自転車でこう言っていました。

「Ａ先生は、焼きそば焼き名人と餅つき名人やな…」

「確かに…^^;」

私は爆笑してしまいました。

何か特別な行事がある度に先生は、焼きそばを焼き、お餅をついているもんねー。



この後、買ってきたスポンジにクリームや飾りをデコレートしてケーキを作る予定ですが、今年は

「chieeちゃん、12月24日って何の日？」

と聞くと、

「クリスマス、またはM-1グランプリの日」

と答えます。

世間ではクリスマスといえば、ビッグイベントだというのに、お笑い番組と一緒に並べられて、ちょっとクリスマスに同情…

昨日はサンタさんにお手紙を書いていました。

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サンタさんへ

わたしは「たまごっちあみぐるみパーク」がほしいです。

きょねんは2つくれてありがとう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　chieeより

ことしも2コくれたらいいな。
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一番欲しい夢ネコなんとかはおじいちゃんが買ってくれるので、これをサンタさんにねだるらしいです。

しかし、M-1グランプリと一緒に扱われている割にはプレゼントを2コお願いするのもあんまりと思うけど…

かるた

昨日は保育園ではクリスマス会(兼お誕生日会)がありクリスマスプレゼントにカルタをもらってきました。

我が家では読み手はいつもchieeです。

しかも多少のおまけはしますが…

私が負けます。

初めてのカルタでさえも10枚も負けて、ちょっとショックでした。



晩御飯を食べてるときのことです。

「chieeちゃん、今日から夜9時以降はお茶とお水以外は何も食べないことにしよう」

私がこう言うとchieeの返事は…

「いいよ。でもお母さんは糖尿病の低血糖のときは食べていいからね」

いろいろご配慮ありがとうございます(^_^;)

カルタも負けてね。

予想

昨日の夜の会話。

「明日は歯医者さんだから早めに迎えに行くよ」

「うん。何時頃？」

「え～っと。予約が4時やから3時半くらいかな」

「お～！私の予想がぴったり当たった！」

「そ…そう…『予想』とかよく知ってるね…」

「ソフトバンクのコマーシャルで『予想外』ってやってたやん…」

「た…たしかに」

「でも私はソフトバンクの前から知ってたけどね…」

感じの悪いヤツ。

コシ

昨日、亀田が勝ったんですね。

まったく関心ないけど、映像的には見たくない。

TBSが持ち上げるのはわかるけど、なんで他局の番組にまでよぶかな…

試合の経過はおとうさんによると

「勝ったには勝ったけど相手はやる気なしで、最初から勝負が決まっていたような…ホンマやったらもっと腰を入れてパンチを出さな…」

おとうさんがそう言うと、メロンパンを食べながらchieeがぽつりとつぶやきました。

「ラーメンでもコシ入ってるのにな…」

なかなか奥の深いコメントで…

引き算

ある日（このコって引き算はできるのかしら？）と思い

「chieeちゃん。30-15はわかる？」

と聞いてみました。

ちょっと考えて自信なさそうに

「…じゅうご？」

と答えました。

「へえ～なんでわかったん？」

「あのな、東京フレンドパークの最初のジャンプするゲームでな、15と15のところに手がついたら30点やねん。そやから…」

「なるほど～！」

…と言っていいのかわからないけど、まだ計算してわかったと言われるより、このあたりの発想の方が6歳児らしくて安心したおかあさんです。

え？

その発想自体が変？

かな…

イルミネーション

ここ数年、この時期になるとおうちをイルミネーションで飾るのが流行ってきましたね。

あちこちで見かけるようになりました。

そして、我が町も例に漏れず、かなり凝ったお宅が数件あります。

一軒は何かでも紹介されたほど有名で、chieeとふたりで見に行ってきました。

必ず見学者がいるのでかなり有名なのだと思います。

「お～！すごーい！」

chieeもびっくり！

でも…その後…

「ちょっと派手すぎるね…そこまでせんでも…って感じ…
　
　　　　　　　　　　　　それに家が…お屋敷みたいだし…」

「そうなんだよね～ちょっと家の造りに合ってないんだよね～」

というのもこのお宅…

門が…

格子戸なんです…

でも昨年よりパワーアップしていました。

しばらく眺めて、

「この辺にもうひとつなかったっけ？」

とウロウロしていたらありました！

「お～！派手～！カラフルでお菓子の家みたいやね」

そう。

こちらは原色をつかったイルミネーションでした。

駐車場にはツリーが3本くらい置いてあって、この間、車はどうするのかな？

帰りに玄関にツリーが飾っているおうちを見つけると

「お～ここはナチュラルやね…というchieeであった…」

よくわからんナレーションつきです。

「chieeちゃん、まるでイルミネーション評論家やね」

「ではベスト3を発表しまーす！」

夜道を二人乗りの自転車でうろうろする親子の会話はイマイチかみ合ってないようです。

ティッシュ

おとうさんが新しいティッシュを開けていました。

「おとうさん、それはビニールついてるのん？」

「うん、これはついてるわ。あ、こっちは確かついてへんはずや。リサイクルしやすいようにこうなってるんやな」

取り出し口の話です。

別のティッシュを上から下ろしてみました。

「これにはね、『あ、いつものフィルムがない、と驚いてください』って書いてあるんやで」

chieeがそう言ったので、

「そんな、取ってつけたようなこと書いてあるわけないやん」

と言うと

「書いてあるって、ほらここに」

と箱をウラに向けて指さしました。

「ほんまや…！」

箱のウラの【取り出し口の開け方】の説明のところのチャートに、そのコピーありました…

すごく小さな字です…

あんた、よく見てるよね…

メッセンジャー

上方お笑い大賞のグランプリをメッセンジャーが獲ったそうです。

「えっとぉ～どんなコンビやったっけ？」

最近は【ぴん】で活躍する人も多いので、ちょっと考えました。

そこですかさずchieeが

「ひとりは『ごきブラ』に出てて、ひとりは『ナンボdeナンボ』に出てる人」

これどちらも関西ローカルです。

『ごきブラ』は『ごきげんブランニュ』という番組の省略形でchieeはこの省略形がとても得意です。

【エンタの神様】は【エンカミ】やし、【クイズヘキサゴン】は【クイヘキ】やしね。

でも『ごきブラ』見たことあったかい？

「え～？『ナンボdeナンボ』はコンビで出てへん？」

と言ったら、

「出てへんよ。わかってないなあ～」

とあきれられました…



ところでメッセンジャー黒田は子どもの頃から極貧で有名で、それもネタにしています。

子どもの頃には2回捨てられたことがあるとか…

2回とも兄が連れ戻したとか（身近な場所なのでめちゃリアルに感じます）

ネットで調べていたら、こんなエピソードが…

貧乏ゆすりをしてクラスの友だちにいじめられたとき、おかんが言った言葉…

「ホンマの貧乏人は貧乏ゆすりなんかせえへん！そんなことしたら、腹が減るやろ！」

なるほど！

妙に感心した私でした。

でも極貧度では麒麟の田村には負けるらしいですけどね。

百話物語…

11月末から行事目白押しで忙しい週末が続いています。

chieeは私の行動にはもれなくセットでついてくるので、子どもにしたらこれだけ大人数の大人に会ったらいい加減疲れないんだろうかと思いますけど…

いたって元気です。



昨日はおとうさんのソフトのチームの忘年会でした。

たまにしか会えないお友だちが来ていたので、私のイベントについてくる時以上にはしゃいでいました。

そのふたりが帰った後も、よく遊んでくれるおっちゃんを嗅ぎつけ寄っていき、絡んでくれると

「ぎゃあ～セクハラや～！」

とハイテンションで叫んでいました。

（子どもにもシャレにならない時代になってしまいました…）

「chieeちゃん！スイッチオフ！」

と遠くから叫ぶと自分で背中あたりをさわりながら、

「オンっ！」

と切っても切ってもスイッチを入れまくるchieeちゃんでした…

帰りにはツッコミをみんなに披露し、あんまりかわされるので、帰りの自転車の後ろではツッコミの素振りの練習をしていました。



家に戻っておふとんに入ってもなかなか寝てくれません。

「よし！百話物語しよう」

「え…それってもしや怖い話の…」

「え？なんで知ってんの？」

「ちびまる子ちゃんに載ってた…」

ホンマにマンガはなんでも教えてくれますね…

「でも今日は、ダジャレ百連発でどう？」

「え…それ…百話終わったらどうなるの？」

「そうやなあ…ダジャレ王が帰ってくる…」

「プッ…ぎゃはは。それいいわ」

おとうさんは二次会に行ったらしくまだ帰ってきていませんでした。

しかし、ダジャレ王のご帰宅には至らず…6話目くらいで撃沈。



帰宅後、【ダジャレ王＝おとうさん】という構図が再確認なしにすんなりと通るこの会話を、おとうさんはちょっと微妙な寂しい笑顔で聞いていました。

ノロノロウィルス

世間ではノロウィルスが大流行しています。

年末年始とかになると大変なので気をつけないと…

買い物に行くとつい、【牡蠣】を見つめてしまいます。

（あんたかい…）

もちろん買いませんけど…

「chieeはノロノロウィルスやなあ」

…とおとうさん。

確かに。

我が家には年中蔓延です。