「メジャー大会」
よくわからないゲームのルールが紙に書いてあった。
「1めい、2めい、3めいでさんかでもかまいません」
やっぱりよくわからない^^;
「まけたらスピードワゴンのマネ50回」
スピードワゴンが聞いたら気を悪くするよ^^;
確かにおかーさんはあまり好きじゃないけどさ。
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夕飯の時間、
「おかーさんは先に食べるからね!」
何度言ってもうだうだchieeは来ない。
「いただきまーす!」
それを聞いたchieeはいじけて例のコーナーへ。
あーまたかよ
「あーそう!それならおかーさんもご飯いらない!」
そう言うと、「ごめんなさい」と出てきたが、あまりに疲れていたので本当に腹が立って
「おかーさんは要りませんっ」
と大人げない対応をしてしまった。
chieeはうーちゃんに食べさせてもらっていた。
しかし後でうーちゃんが言うには、
「おかーさん、だいじょうぶかな?ご飯食べないで、ていけっとうにならないかな?」
と心配してくれていたらしい。
あんたのそういうやさしいところはホンマに好きやよ。
でもすぐいじけるのはよくない!
大人げないおかーさんもおかーさんだけどさっ
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変わったことに興味を持つchieeは、ときどき「点字を憶えよう」という本を読んでいて、前から点字ペンなるものを買ってくれと言われている。
また先日久しぶりに点字の本を読んでいたと思ったら、四角で囲まれた麻雀パイのような点字をいくつか書いた紙を見せてくれた。
chieeは読んでくれた。
「お・ふ・ろ・に・は・い・ろ・う・ね」
たまに手話も教えてくれるchiee(手話は「小学1年生」に載っている)。
おかーさんもちっとは憶えないと…ちょっと焦るよな。
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夜の歯磨きの仕上げのとき、chieeは
「よろしくお願いします」
と礼儀正しい。
今日はちょっと引っかかって、スムーズには言えなかった。
すかさず、こう言った。
「あ、今ちょっと噛んだかな…?」
あ、そ…、そう…
フツーの5歳児はねー、おしゃべりそのものがあんたほどスムーズじゃないはずだから、噛むことは気にしないと思うよ。
「噛む」っていう表現もなんだか…^^;
この前テレビで、1-3歳の間の母親とのコミュニケーション次第で脳がかなり発達すると言っていた。
え…?chieeがよくしゃべるのは私のせい…?とおとーさんに訊いたら、大きく何度も頷かれたが、もしその説が本当なら、私+おとーさんのダブル攻撃のせいで、chieeは言語の発達が早かったんだと思うよ。
絶対だよ!
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番組改編でスペシャル番組が多いこの1週間。
カラオケ番組を見ていて、chieeは意外にも歌もよく知っていることがわかった。
コブクロの「桜」のサビは歌えるし、「粉雪」なんかも…確かにカラオケで「地上の星」歌うもんなあ。
スキマスイッチも知ってるよね。
「へえ~chieeは歌も詳しいねえ」
ちょっと誉めると
「おかーさん、レミオロメンて言える?」
「いやあ~ちょっと難しいなあ」
すると、さらにその気になって、
「あのねえ、ゆっくり言えばいいんだよ。まずは『れ』!はい!言ってみて」
「…はあ…『れ』」
「そうそう!次は『み』!」
「…み、『み』…」
うーむ。なんか変。
すっかりあんたのペースじゃないか
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耳鼻科への通院。
シロップから粉薬に変わり、飲み方の説明書が添付されていた。
「ヨーグルトやグレープフルーツと一緒に飲むとにがくなります」
「ふむふむ…おかーさん、アイスクリームやプリンと一緒に飲むといいんだって!今日はアイスで飲むわねっ」
勝手に説明書を読んで納得するchieeであった。
夕食が終わると、
「さっ!お薬!まずはアイスを出してっと…」
数日前に残したバニラのカップアイスを出してきて、イヤに張り切っている。
しかし、思ったより飲みにくかったようで、結局お水の登場。
「これからずっと朝晩飲むのに大丈夫?」
そうや!毎回アイスという訳にはいかん。
それでも今日はとりあえず。
「chieeちゃん、これ飲んだらこのチョコ1コ食べてもいいよ」
「よしっ!いくわよっ!そーれーっ!」
バレーボールのサーブじゃないんだからさー。
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おかーさんは落ち込む1週間だったというのに、なんしか絶好調のchieeである。