久しぶりのエントリーです。
chieeの受験にうーちゃんの入院やら多々トラブルが重なって、毎日バタバタしています。
chieeの受験の件はまた後日に書きたいと思いますが、ここ数日不思議なできごとがありました。
先日、chieeが学校の図画工作の時間に彫刻刀でケガをして4針縫いました。
もうすぐ、小学校卒業前の音楽発表会があり、そこでピアノという大役を仰せつかっているのに、左手の人差し指をケガしてしまいました。
ふと自分の左手の人差し指を見ると、そこには子どもの頃にかみそりか何かで切った傷跡が残っていて、「親子で不思議なもんだなあ」と思っていました。
すると一昨日に、今、我が家で寝込んでいるうーちゃんとchieeが話をしているときに、
「うーちゃんはね、子どものときにカマで同じところを切ったんだよ、ホラ」
と傷を見せていました。
え?
3人で左手人差し指を突き出して、
「うそーっ!気持ち悪い。よりによって三代も…」
こんなことってあるんですね~。
chieeは無事抜糸も終わって、音楽発表会には間に合いそうですが、chieeにピアノを託さなくても他にいるだろうに…と思っている母です。
もちろん楽しみではあるんだけど。
さてさて、うーちゃんは今年に入って大阪にやってきて、家事を手伝ってくれていたのですが、ある日突然ひどいめまいに襲われて救急車で運ばれました。
幸い、検査では異常なかったのですが、めまいは頻発し起きられない状態になりました。
事情があって入院は半月以上になり、退院してきた今も寝込んでいます。
とっても元気だった人なので、不安な様子を見ていると私も複雑な心境です。
いろいろ調べるとめまいはいろんな原因があり、診断や治療が難しいようですね。
うーちゃんは骨粗しょう症があります。
母が骨粗しょう症と分かった15年くらい前はスタンダードな治療が確立されていなくて、科によって治療方針が違いました。
専門医も北九州にはあまりいなくて、私の主治医が検査や治療の指針を決めてくれました。(糖尿病の先生は代謝の専門なので、骨粗しょう症も専門の一部になります)
なので大阪でのかかりつけ医として毎回受診に行っています。
先日、自分の受診ついでに母の入院の報告をし、今後のことを相談しました。
入院先でもらってきた書類や薬の説明書などを先生に見せると、先生の表情が崩れました。
そこに書かれた入院時の主治医の名前を見て、
「これ…僕の大学の医学部のサッカー部の同期や。もう40年以上のつきあいや」
と言われました。
びっくり!
その日はちょうど奥様もおられて、「本当になんて偶然なんでしょうね!」とおっしゃっておられ、家族ぐるみのお付き合いのようでした。
この大阪にどれだけたくさんのドクターがいるでしょうか!
救急車でたまたま搬送された先でかかった主治医が、大阪のかかりつけ医と同じ大学、同じクラブ、同期なんて、こんな偶然があるんでしょうか。
先生は入院先にはなかった他の科での受診についていろいろとアドバイスをくださって、
「僕がそう言っていた、と伝えて紹介してもらって。ついでに年賀状の返事くらいよこせって伝言頼むわ」
と笑って言われました。
診察のとき、chieeの受験の話をすると、
「もう卒業なんやなあ。12年も経ったんやなあ」
感慨深げに言われました。
考えてみると私は、子どもを産むために先生の下に紹介されて行ったんですものね…。
そして、不妊治療も不育治療も先生と同じ大学の同期の産婦人科医ふたりにお世話になって、そして今こんなことがあると本当に不思議な縁を感じます。
私にはいろんなことが起きるけれど、不思議な「何か」に助けられることが多々ある。
私の人生はそういうものなのでしょうね、きっと。
今日、仕事から帰ってきて自転車を漕いでいると横でバッタバッタと足音がしました。
ふと見るとchieeが横を走っていました。
漕ぐ足の力を強めると、必死についてくる…でもさすがに自転車のパワーには勝てず、chieeの声が後ろから聞こえてきました。
「大人げなっ!」
ははは。
またそのうちにchieeの受験の顛末について書きたいと思います。