
次から次と、不祥事が出てくる日本の現状。
世界から大注目される北朝鮮をめぐる東アジアの動向。
ほんの数年前まで、このようなことがパンドラの箱を開けたように飛び出すとはだれも考えていなかっただろう。
先が読めない、まさに不透明な状況になっている。
では、なぜ、このように先が見えなくなったのか。
世界ではトランプ大統領の出現。アジアでは北朝鮮でジョンウンの台頭。
日本では安倍政権。
もちろん、中近東ではシリアを中心に戦争状態が続いているし、
そして、中国、ロシアの長期「独裁的」政権の継続だが、あまり視野を広げすぎると手に余ってしまう。
そこで、ここ半年の東アジアから見ていこうと。
1.北朝鮮の態度の急変。韓国との連携ともいえるオリンピック開催。
このことで一気に局面が変わった。それにいち早く米国が乗った。
常識的な考えがことごとく破られた。昨年まで、緊張状態の半島で五輪が開催できるのかとさえ言われていたが、180度展開。
そこへ、昨年までチキンレースと言われた米朝が、トップ会談を開催するという。
北朝鮮は地ならしとして事前に中国を訪問し、外交のしたたかさを見せつけた。相当な策士だ。
後は南北会談、ロシア会談を無難にこなせばいい。
日本は米国従属だから、対米国会談で一緒に処理すればいい。
拉致問題は日朝に刺さった棘だが、残念ながら現時点では優先順位は低いと言わざるを得ない。
日本独自には解決できない問題だから米国の協力が必要なのだけれど国際政治には冷酷さが付きまとう。
米朝ともギブ&テイクを求めてくる。
表向きは圧力一辺倒という日本政府が与えるのもとはなにか。
考えれるのは唯一、経済支援であろう。
実は外交にはそんな手法があるわけではない。ボーダーをどこに引くかの駆け引きなのだ。
北朝鮮は、日本が求める拉致被害者の解決が、今できるとはなかなか考えにくい。
小泉首相が動いた時期が最大のチャンスだった。これがつらい現実だ。
あまり整理できませんでした。
※写真は比叡山延暦寺境内です。