岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「希望の牧場」吉沢正巳さんが、福島から1000km、軽ワゴンでやってこられました。

2018-12-20 15:05:14 | 東日本大震災

岡山市内陰涼寺の庭に鎮座しています。

カウ・ゴシラだ!

牽引している。軽ワゴンのスピーカーも強力だ。

お寺の室内で講演です。フォトジャーナリスト山本宗輔さんも。

2011年3月11日、大地震の後に大津波、そして原発爆発。

浪江町の様子を話していただきました。

そして、大混乱、定まらない避難場所。

家畜の生き地獄。

殺処分された牛1687頭、埋められた家畜は牛3436頭、豚約1万6500頭、鶏は約8万1000羽。

国の命令だった。

吉沢さんは、殺すことができなかった。

でも、殺した人も「正しい」、殺さなかった人も「正しい」という。

争うことではないと。

今、牧場で飼育している牛は、287頭、人からも預かった。

もちろん、汚染されているから市場には出せない。

287頭という数は本当に大変な数で、食料の調達、排せつ量などを考えると気が遠くなる。

8年目、まだまだこの先は長い。

飼っておれば15年は生きるという。

吉沢さんの両親は、中国東北部、ソ連の国境地帯の武装移民として移住したという。

日本に帰ってきて、また開拓をし、牛を育てていた。

2重の棄民ということになる。

写真パネルを見る。

講演の後、デモ行進をする。

 


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