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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「鉄道のまち おかやま」展を観ました。

2020-07-05 23:08:51 | 岡山

岡山シティミュージアム 2020年6月9日~8月2日

※一部を除いて写真撮影可です。

 

このような企画は大変興味深いです。

今はJR,その前は国鉄。ではその前はと問われれば、よくわからないですね。

明治の話になれば、国鉄というのは少ないですね。

山陽本線は、山陽鉄道という民間の鉄道会社が建設、運営していました(明治24年/1891年開通)。

国は貧乏で民間に建設を進めてもらうしかなかったのですね。

国有化したのは明治39年(1906年)です。

国が鉄道会社を持つということは軍事上重要となったのでしょう。

半島から中国へ、日本が軍事的、経済的に進出するためのまさしく動脈となったのです。

それまでは瀬戸内海航路が中心でした。

岡山から大阪へ行くには、海路でした。

明治末期になると岡山に師団が置かれ急激に軍事都市化されます。

広島、岡山、姫路と軍事都市が並び、北は東北から精兵が列車で送られてきました。

半島や大陸への補給路としての役割が大きかったです。

戦後は軍事・軍需施設はほとんどなくなりましたから、私の記憶にはありませんが、戦前は町中が軍需工場と兵舎でした。

観光用チラシです。戦前です。

こちらは戦後の路面電車です。桃太郎大通りが直線になる前です。

市電は庶民の足として今も活躍しています。

 

大変興味深く見学しました。

お奨めです。

 

お読みいただきありがとうございました。


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