
岡山シティミュージアム 2020年6月9日~8月2日
※一部を除いて写真撮影可です。
このような企画は大変興味深いです。
今はJR,その前は国鉄。ではその前はと問われれば、よくわからないですね。
明治の話になれば、国鉄というのは少ないですね。
山陽本線は、山陽鉄道という民間の鉄道会社が建設、運営していました(明治24年/1891年開通)。
国は貧乏で民間に建設を進めてもらうしかなかったのですね。
国有化したのは明治39年(1906年)です。
国が鉄道会社を持つということは軍事上重要となったのでしょう。
半島から中国へ、日本が軍事的、経済的に進出するためのまさしく動脈となったのです。
それまでは瀬戸内海航路が中心でした。
岡山から大阪へ行くには、海路でした。
明治末期になると岡山に師団が置かれ急激に軍事都市化されます。
広島、岡山、姫路と軍事都市が並び、北は東北から精兵が列車で送られてきました。
半島や大陸への補給路としての役割が大きかったです。
戦後は軍事・軍需施設はほとんどなくなりましたから、私の記憶にはありませんが、戦前は町中が軍需工場と兵舎でした。
観光用チラシです。戦前です。
こちらは戦後の路面電車です。桃太郎大通りが直線になる前です。
市電は庶民の足として今も活躍しています。
大変興味深く見学しました。
お奨めです。
お読みいただきありがとうございました。