岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

余部鉄梁(余部鉄橋) 慰霊

2019-07-22 05:24:41 | 日本の仲間

余部鉄梁を訪ねることができました。

百聞は一見に如かずの思いを新たにしました。

余部鉄梁の悲劇を記憶しているのは、40代以降の方でしょうか。

事故の様子は、wikiにも書かれています。

1986年12月28日、強風にあおられた客車が落下、水産加工工場を直撃し女性5名と車掌1名が亡くなられました。

今は新しい鉄梁に生まれ変わっています。

詳しい経緯はwikiをお読みください。

道の駅に車を停めて、「空の駅」に向かいます。

右手には旧鉄梁の足場部分が残されています。

高さは40mあまりです。

エレベーターで昇ります。

エレベーターの中から家並みと日本海を望みます。

なぜこのような鉄梁が建設されたのでしょうか。

建設した明治末期には、トンネル工事の技術が未熟で長大なトンネルを掘ることができず、鉄梁を高くすることで、

トンネル部分を短くしたとのことです。

そのため強風に弱くたびたび運行停止になっており、ついに落下事故を引き起こしてしまいました。

駅名の表示です。

かつては余部に駅はなく通過するのみでしたが昭和30年代に住民の要望で設置されたそうです。

残された旧鉄路です。

降りてきました。

事故の掲示はほとんどありませんが、鉄梁の下、道路に面して慰霊碑が建てられていました。

観光バスやマイカーを利用して訪れる方もおられます。

香住からはトンネルが開通しており10分程度で来ることができます。

 

お読みいただきありがとうございました。

 



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