岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

11月の私の近況。

2014-11-22 06:21:56 | 社会福祉士
9月から新しい職場で働いています。
NPOの事務局です。
障がい者や高齢者のアパートの入居支援をしています。
法人として連帯保証人にもなります。
弁護士、司法書士、医師、社会福祉士、不動産仲介業者などがネットワークを組み支援しています。
社会的にはとても有意義な業務です。
私自身、社会福祉の複数の分野に関わってきましたが、住居関係は初めてです。
以前からぜひ関わってみたいと思っていました。

献身的に活動をしている方々の後ろ姿はかねてから拝見してしていました。
その方々と一緒に活動できることは喜びです。

勤務時間は親の介護もあるので週30時間にしてもらっています。
私自身、シニアであり新しい職場に慣れるまでなかなか大変です。
適応力が落ちてきています。
もちろん、記憶力も。
小さな事務所なので手分けして業務をするのですが全体像も把握しなくてはなりません。
NPOにも歴史があります。
その歴史も把握しなければなりません。
また財政面でも厳しさがあり、新規事業の立ち上げも考えなくてはなりません。

感じることは、社会福祉の中で「住まい」に関することは法整備を含め目が届いていない分野だということです。

高齢者や障がい者にとって新たな住居を探し入居することには多くの困難が伴います。
お金もかかりますし、身元保証をしてくれる人がいないこともあります。

絆が弱まっているこの時代、そしてこれから、保証人がいない人は増加するばかりです。
人ごとではありません。
親がケアハウスに入居するときの契約に、私が身元保証をしなくてはならなったのですが、当時介護離職をしていたため、
無収入の私だけでは身元保証できず遠方の兄にも頼みました。

頼める人がいればいいですが、これからはますます困難になることでしょう。

大きな問題です。
そのようなことに日々向き合っています。


最新の画像もっと見る