日々、新たな状況が報じられています。
まず、山中伸弥教授のホームページからです(12月26日掲載)
↓ この表の色分けは、カルフォルニア州の感染状況判断基準に拠ります。
黄色:第3段階、赤:第2段階、紫:第1段階。
週単位でみると大阪府、北海道で減少状況。東京都増加傾向です。
これは日々のデータを見ているとわかります。
注目するのはカルフォルニア州の判断基準が明確なことと対策も分かりやすいことです。
日本では第2段階以上でも、第3段階の対策しかとられていません。
緩いのです。
これは海外から指摘されていました。日本は緩和していくペースが速すぎると。
↓ 全国の確認された感染者数です。
全国3881人、関東圏2001人、全国比51.6%です。関東圏の増加傾向が止まりません。
感染者が急増しています。
死亡者も増え続けています。
↓ 東京都が突出しています。
↓ 突然ですが滋賀県です。
関西圏、中部圏に挟まれながら低い数字を維持してきましたが急増してしまいました。
すでに医療体制がひっ迫しています。
「医療体制に余裕がある自治体から医師や看護師を流行地域に派遣したらいい」と意見を散見しますが、
いつ感染が拡がるかわからない今の状況では、そのような余裕はないことがわかります。
↓ 京都府も大阪府と境を接しながらも感染増加は比較的抑えられてきました。
(兵庫県と違い府境が狭く山や川に隔てられています)
12月に入ってからは急拡大です。これが隣県の滋賀県にも拡がりました。
↓ 和歌山県も感染者の少なさが注目されます。
ここも府県境が山河に妨げられています。
対策も優れているといわれますが、やはり人の往来が比較的少ないことが大きいと思います。
中国地方では鳥取県、島根県も同様です。自然環境が人の往来も規制しています。
↓ 熊本県です。やはり新幹線の主要駅がある県は、人の往来の中心になりやすいです。
↓ 東京都です。ここが抑えられないと全国が抑えらえません。他の道府県とは違います。
↓ この見出しだけ読むと全面停止のように読めますが、実は特例や除外がありますね。
水際作戦が成功しないわけです。
パイロットなどは特例なのですね。
これは問題ですね。
入国者管理については以前から言われていましたが現実的には相当緩いと思います。
往来人数の少ない今は徹底できるはずです。
インバウンドが全盛のころは、ノーチェック同然で検疫をスルーしてきた人が数千万人でした。
実はインフルエンザもスルーしてきたのです。
海外からの往来の激減イコール、インフルエンザ感染者激減と言われています。
経済効果至上に拠るインバウンド復活はもう無理だと思います。
このようなことからも半年後に迫る五輪開催はとんでもないことなのですね。
お読みいただきありがとうございました。