岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

ユマニチュード『ためしてガッテン』で紹介。納得。

2018-10-25 20:57:12 | ケアラーのために

『ユマニチュード』って単に介護の技法ではなさそう。

紹介しているページがあったのでリンクします。

『ためしてガッテン』でも紹介していました。

気になったことをメモしました。

認知症を患っている人とのコミュニケーションです。

介護をする場合の留意点

・まちがいをなおさない 指摘しない

・ていねいにお辞儀をしない

・目を見て話す

・テキパキしない

もっとあったかもしれませんが、覚えていません。

この番組では「認知症を患った方」という言い方でした。

「認知症患者」という表現はしません。

もちろん、業界の人が使う「ニンチ」ということばなど論外です。

 

認知症を患っている方は、常に不安な状態に置かれていると言われます。

それはそうです。

いまがどのような状態なのか環境なのか理解ができにくいのです。

これからどうなっていくのかもわからない状態です。

とっても不安になるし絶望的になってもおかしくありません。

愛情や安心が必要なのです。

私は母親の介護を続けてきて10年ですが、やっとそのことが解ってきました。

男性は、特に日本の男性は母親の目を見たりスキンシップやマッサージをすることが苦手です。

それがだめなのです。

いっぱいスキンシップをとっていると不安が取り除かれることがわかりました。

訪問時にはマッサージをしたり爪を切ったり髪をカットしたりします。

プリンを二人で分け合って食べます。

カメラを持ち込んで写して画面を見ます。

このように接するようになったのは入退院を繰り返してからです。

ここ1年のことです。

これが私なりの『ユマニチュード』だったことが理解できました。

スキンシップ・ファーストです。

それでも不安定な時があります。

レビー小体型認知症はとても困難な病気です。

できるだけその困難な時間を減らしていきたい。

介護スタッフの方には『ユマニチュード』を学んでいただきたいと思いました。

 


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