予約してしまいましたよ。
興味津々です。
著者のホームページに「あとがき」が掲載されていました。転載させていただきます。
あとがき
「マンガで哲学入門を書いてみたい!」
そう思った私は、コピー用紙に20頁ほどマンガの下書きをして、講談社現代新書の編集部に持ち込んだのでした。それがもう3年ほど前のことです。それ以来、時間があるたびに、少しずつマンガを描いてきました。最初はぎこちなかったマンガのキャラクターも、しだいに滑らかに動くようになり、最後には自己主張すら始めました。
私は鉛筆を使って、約220頁分の原画を細部まで描き込みました。漫画家の寺田にゃんこふさんは、この原画にプロの線を与えてくださいました。今回、講談社現代新書の形で出版ができるようになったのは、ひとえに寺田さんのおかげです。
これまで、過去の偉大な哲学者たちの思想を解説するマンガ本はたくさん出版されてきました。哲学者がストーリーを考えたり、解説文を書いたりしたマンガ本もありました。しかしながら、哲学者自身が、みずからの哲学的な思考を、全頁マンガで描き下ろした本は存在しなかったように思われます。マンガやイラストを描ける哲学者はたくさんいるでしょうから、いままでこのような本が出版されなかったのは不思議なことです。
タイトルにあるとおり、この本は哲学入門です。「哲学とは何か」「哲学的に考えるとはどういうことか」について、一般読者を対象に書いてみました。この本は、有名な哲学者の学説をわかりやすく解説するというスタイルをとっていません。そのかわりに、「時間」「存在」「私」「生命」という4つの大テーマについて、私自身がどういうふうに考えるのかを、できるだけわかりやすく表現してみました。この道をたどることで、読者のみなさんは、一気に哲学的思考の核心部分へと導かれることになります。そのスピード感と密度をたっぷりと楽しんでみてください。
(以下略)
興味津々です。
![]() | まんが 哲学入門――生きるって何だろう? (講談社現代新書) |
森岡 正博,寺田 にゃんこふ | |
講談社 |
著者のホームページに「あとがき」が掲載されていました。転載させていただきます。
あとがき
「マンガで哲学入門を書いてみたい!」
そう思った私は、コピー用紙に20頁ほどマンガの下書きをして、講談社現代新書の編集部に持ち込んだのでした。それがもう3年ほど前のことです。それ以来、時間があるたびに、少しずつマンガを描いてきました。最初はぎこちなかったマンガのキャラクターも、しだいに滑らかに動くようになり、最後には自己主張すら始めました。
私は鉛筆を使って、約220頁分の原画を細部まで描き込みました。漫画家の寺田にゃんこふさんは、この原画にプロの線を与えてくださいました。今回、講談社現代新書の形で出版ができるようになったのは、ひとえに寺田さんのおかげです。
これまで、過去の偉大な哲学者たちの思想を解説するマンガ本はたくさん出版されてきました。哲学者がストーリーを考えたり、解説文を書いたりしたマンガ本もありました。しかしながら、哲学者自身が、みずからの哲学的な思考を、全頁マンガで描き下ろした本は存在しなかったように思われます。マンガやイラストを描ける哲学者はたくさんいるでしょうから、いままでこのような本が出版されなかったのは不思議なことです。
タイトルにあるとおり、この本は哲学入門です。「哲学とは何か」「哲学的に考えるとはどういうことか」について、一般読者を対象に書いてみました。この本は、有名な哲学者の学説をわかりやすく解説するというスタイルをとっていません。そのかわりに、「時間」「存在」「私」「生命」という4つの大テーマについて、私自身がどういうふうに考えるのかを、できるだけわかりやすく表現してみました。この道をたどることで、読者のみなさんは、一気に哲学的思考の核心部分へと導かれることになります。そのスピード感と密度をたっぷりと楽しんでみてください。
(以下略)