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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『福島から岡山へー原発事故から5年目のいま』

2016-03-04 23:26:05 | 原子力発電

岡山で被災者支援を行っている「子ども未来・愛ネットワーク」が、

福島から岡山に避難・移住している人々を取材し1冊の本に成した。

37名の方が各1ページの掲載となっている。質問は5つに凝縮されている。

①避難を決めた理由

②これまでをふりかえって

③福島について、どんな思いをもっていますか

④今、大切にしていること

⑤原発事故を経験して、気づいたことや学んだこと

取材された37名の方のうち、15名の方は実名ではない。

このことが避難の困難さを示している。

福島に残るも苦難。避難するもまた苦難なのである。

自らを難民と言われる人もおられる。

10万以上の「難民」を出したということになる。

なるべく見えないほうがいいと思っているのは、政権など行政かもしれない。

その意味でも、この本を発行する価値が十分にある。

ただ全国の皆さんの手に入るかどうか。

アマゾンで検索してみたが、ありません。

 


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