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6年前に亡くなった若松孝二監督と、その仲間を描いています。
主役は女性の助監督だった吉積みぐみ(門脇麦)さん。(門脇さんいい女優さんです)
若松組の活動の一時期を映像化しています。
もう50年前です。
若松監督が30代前半だったから他のスタッフはもっと若い。
団塊の世代かな。
まさに若松組の青春群像です。
同時代を生きてきた一人としてとても懐かしい。
若松監督の映画を見る機会はほとんどなかったですね。
残念ながら。
21世紀になって『キャタピラー』『浅間山荘ー』は観ました。
印象には残ったけれど.......
この映画は題名に惹かれました。
「止められない」時代と青春がそこにあったのかと。
もっとも体験した者にとっても遠い過去のことだからもう記憶も実感もリアリティがあるわけではないのです。
過去になった風景を再現したものを見るというのは不思議な感覚です。
街の風景や大道具、小道具はそれらしくなるが、人々はどうなのでしょう。
懐かしく思うと同時に、混乱した気持ちも生まれます。
当時のことは、私の頭の中で再生産されているのでしょう。
当時、私たちが考えていた未来は明るくはなかった。
今はどうだろう。
50年間、右往左往してきただけだろうか。
考えられるうちに考えていきたいです。