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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

忘れる前に年末の感想を

2007-01-03 19:40:09 | 日本の仲間
12月30日
昨夜 フィギュアの女子フリーがあった。
真央が舞い 美姫が耐えた
村主は4位に沈んだ
彼女の第1関門は閉じられた
この厳しい現実の中 どのように進んでいくか
頑張ってほしい

金スマ「新庄」を見た
新庄については付かず離れずで
見てきたが
渡米以降の変遷が興味深かった
誰にでも 参考になるという点では 教科書に
載ってもいいくらいだ
北海道にたどり着き
球場を満員にするまでの軌跡は
凡人には奇跡に思える
しかしそこには 彼流を超えた 普遍の道理が見える

それは 人を惹きつけ それを持続させ 結果を出す ということだ
現代のビジネスをみれば 彼の手法が いかほど 価値があり
また 実現が困難なことかわかる
彼こそ 「究極の興行師」といってよいだろう

だれが シーズンの初めに その年の引退の宣言をするだろうか
張本氏の喝など 意に介してはいないのも気持ちよい
引退興行を1年間するというのも 前代未聞だろう
 
このような興行は 本来やろうと思ってその通りの結果がだせるもの
ではない 
私たちは多くの挫折を見てきた いや成功した例などほとんど知らない
その意味で 新庄の興行は 奇跡的だ
日本一になったときに 「俺には何か憑いている」と思ったのは当然だろう
日本スポーツ史上に残る出来事だと思う

ところで金スマで難病の若い女性との交流が紹介されていたが
その女性からの贈りものをいつも携帯し 彼女のことを毎日祈っていたと
話していたが もしそれが 誇張のないものなら 
彼の奇跡の源をここに見ることができるかもしれない
彼には やらねばならないことがあったのだ

かって石井十次が祈りで世界一の孤児院をつくったが
祈りという強い思いが 奇跡を起こしたという仮説(いや希望)を
土産に いよいよ2006年を閉じることにしようか。


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