岡山市南方の長泉寺主催の「寺子屋講座」にて、岡山県立記録資料館を訪問しました。
開催中の『おかやま橋物語』について、アーキビストの方々に説明していただきました。
無知な私は初めて聞く専門職です。
博物館の学芸員、図書館の司書に近い仕事です。
6名のアーキビストの方に説明をしていただきました。
2階、3階に資料が保管されています。
保管・保存の仕方は、紙資料が多いため、保管キャビネットはすべて中性紙を使用、もちろん温度湿度と送風にも万全。
防虫対策も考えられています。
説明をしていただきました。
1階に『おかやま橋物語』の展示コーナー。
実は、瀬戸大橋開通30年、長島にあるハンセン病療養所に架かった「邑久長島大橋」開通30周年にあたる企画です。
ご存知のようにこの7月に西日本豪雨災害が発生し岡山県も大きな被害がありました。
過去にも水害の被害は繰り返されているのですが、きちんと伝承されていないのです。
今回の橋物語では、昭和9年の室戸台風で流失した橋の写真が掲示されています。
驚くことに、県下3大河川(旭川、高梁川、吉井川)のほとんどの橋が流されていました。
山陽線のほんの一部の橋梁のみが残りました。写真を見ると線路が命綱になったように思われます。
実は岡山県は全国で一番橋が多いとのことです。
なんと広大な北海道より多いのです。
その理由は用水路だそうです。
県南部は、新田開発地です。
縦横無尽に用水が流れています。
橋は欠かせませんね。
「おかやま橋物語」は今月25日までです。
いろいろと学べますよ。