岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『おかやま橋物語』岡山県立記録資料館にて25日まで開催中です。

2018-11-20 23:04:56 | 岡山

岡山市南方の長泉寺主催の「寺子屋講座」にて、岡山県立記録資料館を訪問しました。

開催中の『おかやま橋物語』について、アーキビストの方々に説明していただきました。

無知な私は初めて聞く専門職です。

博物館の学芸員、図書館の司書に近い仕事です。

6名のアーキビストの方に説明をしていただきました。

2階、3階に資料が保管されています。

保管・保存の仕方は、紙資料が多いため、保管キャビネットはすべて中性紙を使用、もちろん温度湿度と送風にも万全。

防虫対策も考えられています。

説明をしていただきました。

 

1階に『おかやま橋物語』の展示コーナー。

実は、瀬戸大橋開通30年、長島にあるハンセン病療養所に架かった「邑久長島大橋」開通30周年にあたる企画です。

ご存知のようにこの7月に西日本豪雨災害が発生し岡山県も大きな被害がありました。

過去にも水害の被害は繰り返されているのですが、きちんと伝承されていないのです。

今回の橋物語では、昭和9年の室戸台風で流失した橋の写真が掲示されています。

驚くことに、県下3大河川(旭川、高梁川、吉井川)のほとんどの橋が流されていました。

山陽線のほんの一部の橋梁のみが残りました。写真を見ると線路が命綱になったように思われます。

 

 

実は岡山県は全国で一番橋が多いとのことです。

なんと広大な北海道より多いのです。

その理由は用水路だそうです。

県南部は、新田開発地です。

縦横無尽に用水が流れています。

橋は欠かせませんね。

「おかやま橋物語」は今月25日までです。

いろいろと学べますよ。


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